少しの心がけで将来の疾病予防!

2020年 6月 30日 火曜日

緊急事態宣言が明け、日常を取り戻しつつありますが、感染拡大の第二波がまだまだ心配されますね。

さて、今回は血糖値のお話ですが、メタボ体型の人や高齢者向けのお話ではありません。
若くて痩せている人にも起こりうるのに、健康診断でなかなか見つからない血糖値スパイクのお話です。

コロナ禍で、お気に入りの定食屋さんはまだ閉まってるし、
お弁当を持参するようになったものの、おかずをたくさん用意する時間がない、おにぎりだけ、パンだけになりがち・・・
自粛期間中に太ったし、しばらくかけうどんだけ、ざる蕎麦だけにしよう・・・
なんてことはないですか?

その食事、食後短時間だけ高血糖を示す、血糖値スパイクを起こすリスクがとっても高いです。
最近なんだかランチ後に眠い・・・
なんとなく仕事に集中できない・・・
ということはありませんか?
実は血糖値スパイクが原因かもしれません。

放置すると将来糖尿病になるリスクや心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすリスクが高まります。
健康番組等でよく取り上げられるため、ご存じの方も多いと思いますが、
今一度、ポイントを抑えて防ぎましょう!

 

①糖質に偏る食事を避ける
おにぎりやパンだけ、丼ぶり、麺類+ご飯のセット等・・・主食中心のメニューは糖質摂取量が過多になります。
なるべくいろんな食品を摂れるメニューにしましょう。
また、白いご飯やパン、麺よりも、玄米や雑穀、全粒粉、ライ麦等、色のついた穀物を使用した製品の方が、同じ穀物類でも血糖値が上がりにくいです。
積極的に取り入れたいですね。

 

②ベジタブル・ミート・フィッシュファーストを心がける
野菜やきのこ、海藻類を食事の最初に食べることで、食物繊維がクッションとなり、糖の吸収を緩やかにしてくれます。
お肉や魚などたんぱく質を豊富に含む食品から摂ることで、インスリン分泌を増やす働きのあるインクレチンというホルモンが分泌されます。
インクレチンは食欲を抑え、食べすぎ防止の効果もあります。
サラダやメインのおかずは食事の初めにそしてなるべくゆっくり時間をかけて食べましょう。

 

③朝食を抜かない
朝食を抜くと、空腹の時間帯が長くなります。
すると昼食後に血糖値が急上昇しやすく、血糖値スパイクが発生しやすいと言われています。
できるだけ3食バランスよく食べましょう。

 


④食後、軽い運動をする
摂取した糖を筋肉で消費することで、血糖値の上昇が抑える効果があります。
食後に眠ったり、じっとしていると、血糖値が高い状態が続いてしまいます。
時間が限られているランチタイムですが、少しの時間でもいいので、階段の上り下りや散歩する等、軽いエクササイズをしてみませんか?

 

少し意識をしてみることで、将来の大きな疾病の予防に繋がるかもしれません。
また、ランチ後の集中力upも期待できるかもしれません。
密を避けるためにも、早く仕事を終わらせて、公共交通機関が混まないうちに帰りましょう♪

 

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