冬至

2011年 12月 22日 木曜日

12月も後半に入り寒さも本格的になってきました。今年も残りあと少しですね。皆さんにとってこの1年はどんな年だったでしょうか?

この時期はいろいろと予定が入り忙しさのあまり体調を崩される方も多いのではないでしょうか。実は私も風邪をひきました・・・。今年の風邪はやっかいで回復までに時間がかかりました・・

寒さとともに日が暮れるのも早くなり退社する頃は真っ暗です

毎年12月22日頃になりますが1年で最も夜の長さが長くなる日を「冬至」といいます。昔は冬至は「死に一番近い日」と言われ、その厄をはらうために体を温めて無病息災を祈っていたそうです。

現在でもかぼちゃを食べたり、柚子湯に入る習慣は全国的にあるようです。我が家でも柚子湯に入る習慣があります。

かぼちゃを食べる理由は様々で「風邪をひかない」「長生きする」「一年中お金に困らない」「厄除けになる」と言われています。

かぼちゃは緑黄色野菜に分類されβ-カロテン、ビタミンC、E、食物繊維などが豊富に含まれています。この緑黄色野菜の定義はβ-カロテンの量で決められています。

厚生労働省の基準では「原則、可食部100gあたりカロテン含量が600μg以上の野菜」のことを指します。かぼちゃの種類によって含有量は異なりますが、西洋かぼちゃ:3900μg/100g 日本かぼちゃ:700μg/100gが含まれています。ちなみにトマトやピーマン等はカロテン量が600μg以下ですが日常で摂る頻度が多いので緑黄色野菜に含まれます。

カロテンは、体内に入ると必要に応じてビタミンAに変換されます。ビタミンAには皮膚や粘膜を正常に保つ働きがあります。不足すると粘膜が弱まり細菌やウイルスが侵入しやすくなり風邪の原因にもなってしまいます。

β-カロテンには体内の活性酸素を減らす抗酸化作用もあります。βーカロテンと一緒にビタミンCやビタミンEも一緒に摂ると相乗効果が期待できます。また脂溶性の成分なので油脂と一緒に食べると油の中に成分が溶け出して吸収率をさらに高めてくれます。

柚子には血の巡りをよくする働きも期待できるようです。柚子を浮かべて香りを楽しみながらゆっくりお湯に浸かり日ごろの疲れをとるのもいいですね。

年末年始は何かとイベントも多くつい暴飲暴食をしがちな時期です。そんな時こそバランスの良い食事と規則正しい生活を心がけ、健康に過ごしたいものですね。

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