チョコレートの季節
2012年 2月 18日 土曜日
今年もバレンタインの季節を迎えました。 デパートに並べられたバレンタイン向けの美しいチョコレートを見るだけでも幸せな気持ちになります。
この時期になるとチョコレートが恋しくなる方も多いのではないでしょうか?私もバレンタイン時期が近づくと、なぜかチョコレートをとる機会が増えるような気がします。冬の寒さが増す季節は、チョコレートのもつ独特の甘い香りに、癒されるのかもしれませんね。
チョコレートを食べると何となくリラックスできたり気持ちが落ち着くと感じたことはありませんか? それは、チョコレートの原料であるカカオに含まれる「テオブロミン」というカフェインに似た成分によるものと言われています。この成分は、カフェインほどの刺激はなく、集中力や思考力を高めたり、リラックス効果が期待されています。
チョコレートといえば太る原因だとかニキビの原因などと言われることもありますが、最近はカカオポリフェノールをはじめとするチョコレートの健康効果も期待されています。 チョコレートの原料であるカカオ豆は、約4000年前から食用とされ、食べ物以外にも通貨として利用されたり、強壮・解熱等に用いられる万能薬として利用されていた歴史があります。 それだけカカオの栄養価は高く、脂質、タンパク質、炭水化物のほか、カルシウム、亜鉛、鉄分、銅、マグネシウム、ビタミンB群、食物繊維など健康維持に必要な栄養素が含まれています。
このように栄養価の高いカカオ豆を原料としたチョコレートですが、高脂肪・高カロリー食品です。そのため好きなだけ食べてよいというわけにはいきません。板チョコ一枚で約390kcal、約24gの脂質、約20gの砂糖を含んでいます。 一般的なチョコレートは、カカオ豆をペースト状にしたカカオマスと、カカオ豆の脂肪分であるココアバターに、砂糖や乳成分を練り混ぜたものです。原料のカカオ豆は油脂を多く含む種実部分であるため、脂質量が約55%を占めています。そのためチョコレートに加工した状態でも、高い脂肪分を含有することになります。チョコレートに油脂が多く含まれる理由はそのためです。また、チョコレートは苦味成分をマイルドにして食べやすくするために砂糖を使用します。 そのようなことから、チョコレートとうまく付き合うためには、1度に摂る量を少量にしてゆっくり味わうことがおすすめです。板チョコ1/4枚にすると、120kcal前後、脂質量は6g程に抑えられます。
また、カカオ独特の香りをゆっくりと味わえるココアもおすすめです。ココアは、カカオ豆に含まれる脂肪分の3分の2を取り除き、加工しやすく粉末状にしたものです。そのため、チョコレートに比べて脂質の量が抑えられています。 ココアにもたくさんの種類がありますが、おすすめのココアをご紹介します。ココアパウダーが通常量の2倍含まれポリフェノール量が豊富という、機能性を重視した商品も販売されています。 1袋当たり62kcal、脂質1.2gと低カロリーです。個包装タイプの商品は、飲み過ぎを抑えることにも繋がりますのでおすすめです。
今回はバレンタインシーズンに因みチョコレートの話題となりましたが、チョコレートに限らず、 どの様な食べ物もほどほどの量(適量)を摂ることが大切です。 栄養成分豊富なチョコレートやココアも摂り方次第で、プラスに働くことも期待できます。
春を迎えるまでは、あともう少し寒い日が続きますが、時にはチョコレートやココアをゆっくり味わいながら寒さで冷えた体を温めて乗り切りましょう!
Posted by mlblog02.
カテゴリー: 日記.