梅雨の季節ですね

2012年 6月 4日 月曜日



いよいよ6月に入り「梅雨」の時期ですね。                                                                            

雨の日が続くと気分も少々落ち込みがちですが、気分を取り直してこの時期ならではの食品「梅」と「梅酒」について調べてみました。                               

*** 梅の起源 ***

梅は中国原産のバラ科の高木植物で、紀元前2000年頃の中国の商書に「塩梅」と記されているのが、文献上では最古の記載といわれています。日本にはその原産地である中国の長江流域から弥生時代に渡来したそうです。

*** 梅酒の誕生 ***

江戸は元禄時代、1697年発刊の「本朝食鑑」という文献に「梅酒」のつくり方が記載されているので、それ以前より梅酒は存在していたとされています。

いつ頃から飲まれるようになったかは不明で、当時、砂糖は貴重品であったことから庶民の間で楽しまれるようになったのはもう少し先と考えられています。

*** 梅酒の普及 ***

江戸時代になると保存食や家庭薬として「梅」を利用するようになり、各農家で梅が植えられたそうです。収穫した梅は生では食べられないことから「梅干」や「梅酒」に加工して大切に保存されていたようです。

*** 梅酒の栄養 ***

梅と言えば、独特の酸っぱさが特長。これはクエン酸、りんご酸、

酒石酸、コハク酸などが含まれているためで、それらが多くの薬効を

もたらすといわれています。
例えば、唾液や胃液などの消化液の分泌を促し、食欲を増進させます。

梅酒が食前酒として飲まれるのは、そのためです。
また梅にたっぷり含まれているクエン酸が疲労の元となる乳酸を分解してくれます。

さらに余分な脂肪を燃焼させてエネルギーにし、カラダに活力を与えてくれるのも大きなメリットです。

   スーパーでは梅酒コーナーが設置されています。

  *** 梅酒の作り方 ***

<材料> : 今までの経験上、この分量が一番作りやすいと思います。 

・青梅   1kg

・氷砂糖  500g

・ホワイトリカー  1.8リットル

・5リットルビン  1個

・竹串   2-3本

<作り方> : 時間の余裕さえあればいたってカンタンです!

①       ビンを消毒

洗ったビンに熱湯を注いで傾け、回します。清潔な布巾で水気をふき取り、ビンの口を下にして完全に乾燥させます。

※水分が残っているとカビが生えやすくなりますので注意

②       青梅を綺麗に洗う

流水で丁寧に洗います。

③       アク抜きをする

たっぷりの水(2ℓ以上)につけてアクを抜きます。

※     青く硬い実は1時間~2時間程度が目安です。これをおろそかにすると梅酒に渋味が出ます。

④       水気をふき取る

アク抜きが終わったら清潔なタオルで水気をふき取ります。

※     ビンと同様に水気はきちんと取りましょう。

⑤       青梅のヘタを取る

竹串を使って一つ一つ丁寧に取り除きます。

※     ヘタを除くことで梅酒にエグ味がなくなりまろやかに仕上がります。

⑥       青梅と氷砂糖をビンに交互に入れる

青梅→氷砂糖→青梅→氷砂糖の順で重ねていきます。

⑦       ホワイトリカーを注ぎます。

⑧       冷暗所に保存します。

※     きちんと蓋をして温度差の少ない涼しい場所で保存します。

※     約1年後から飲み始められます!        

 2007年と2008年に漬けた梅酒です♪

<オススメの飲み方> : 夏場のオススメはソーダ割りです。

・     材料 : 梅酒50cc+ソーダ100~150cc

・     作り方 : 大き目のグラスに氷と梅酒をいれ、ソーダを注ぎます

この梅酒の特徴である、食欲増進+疲労回復はこれからの夏バテ対策に役立つと考えられます。

ただし、一般的な梅酒のエネルギー量は、156kcal/100g ですから飲みすぎには注意しましょう!

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