2014年 4月 18日 金曜日
4月も半ばとなり、皆さまも新しい環境や生活にも慣れてきた頃でしょうか?
暖かな陽気で、過ごしやすくなってきましたね
先日、近くの公園まで散歩をしてみましたが、チューリップも咲き始めて春だな~♪と実感しました!
さて、春には様々な食材が旬を迎えます。
なにを題材にしようかと悩みましたが、今回は『しらす』をテーマにしてみました!
『しらす』を選んだのは・・・、ただ単に自分の大好物だからなんです・・・。
様々な食材とマッチするのは、絶妙な塩加減がポイントでしょうか♪
ご飯にのせただけで最高のおかずに変身しますよね!
★しらすって何の子供なの?
『しらす』は漢字では白子(しらす)と書きます。
カタクチイワシやマイワシ、イカナゴ、ウナギ、アユなど、体に色素がなく白い稚魚の総称です。
『シラウオ』や『シロウオ』とも混同されることも多く、『シロウオ』のことを『しらす』と実際に呼ぶ地方もあるようです。
一般的に『しらす』として食用とされるものは、イワシ仔魚です。
★仔魚(しぎょ)ってなんなの?
稚魚の前段階で、孵化してから全てのひれが完成するまでの魚のことをいいます
★しらすは成長段階で呼び方が変わるの?
2cm未満を『しらす』、3~5cmになり銀色を帯びてくると『おかずなご』、5cm以上に成長したものを『いわし』と呼びます!
成長段階によって、呼び名が変わります。
(写真)
『しらす』と混同されるものとして『シラウオ』と『シロウオ』があると、さらっと触れてみましたがもう少しお話しましょう!
・『シラウオ』→キュウリュウ目シラウオ科に分類される魚の総称。
・『シロウオ』→スズキ目ハゼ科に分類される魚の総称。
姿・形は似ていても、そもそもがまったく種類が異なる魚です。
『シロウオ』を生きたまま酢醤油など調味料にくぐらせ食べる「踊り食い」は代表的な食べ方です。
★『釜揚げしらす』って何かな?
『釜揚げしらす』は獲りたての生しらすを塩茹でしたものです。
塩加減が異なれば、出来上がりの『釜揚げしらす』の味わいも違ってきます。
おいしさには鮮度がとても大切です。
漁を終えて港までの水揚げ時間が早いものほど、鮮度が良いということになります。
鮮度は時間との戦いですから、塩茹でも一気に行うそうです。私たちが、おいしくいただけるのも、こんな苦労や手間があってのことなんですね・・・。
『しらす』は塩茹でして加工されるものがほとんどですが、水分含有量の違いで種類が異なります。水分含有量が85%前後のものは『釜揚げ』と呼ばれ、 50~60%程度に乾燥されたものが『白す干し』
25~35%程度まで乾燥させたものが『ちりめん』と区別されています。
海苔を作るような方法でシラスを板状に乾燥させたものは、『畳いわし』で水分含有量は15%程度です。
★『しらす』って、どんな栄養があるの?
カルシウムやビタミンDが豊富に含まれています。
カルシウムは骨の形成と成長には欠かせない栄養素ですが、吸収促進にはビタミンDを摂取することが必要です!
『しらす』にはビタミンDが含まれているため、カルシウムを効率良く吸収することもできます。
そして吸収率ですが、年齢で影響を受けるのです。思春期をピークとし、年齢と共に低下の一途をたどります。
どうしてこんなにカルシウムの話を?と皆さん、思われますよね?
日本人は世界で最もカルシウムの摂取量が少なく、アメリカ人の1/3程度しか摂れていないといわれています。
カルシウムが不足する原因ですが、日本の水は軟水でカルシウムの含有率が低いこと、伝統的な和食には乳製品が少ないことなどがあげられます。
日本人が不足しがちな栄養素のカルシウムですが、簡単においしく食べられる『しらす』にはたくさん含まれています。
今が旬の『しらす』です。
旬を逃さず、是非、召し上がってくださいませ。
Posted by mlblog02.
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