腸内環境を整え、体調管理を万全に!

2024年 11月 20日 水曜日

本格的な寒さに向かう時節になりました。空気が乾燥し、インフルエンザ、新型コロナウイルスなどの感染症が心配な今日この頃ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

免疫力を高め、手洗いうがいを徹底し、ウイルスに負けないようしっかり対策していきたいですね。免疫力を高めるためには、腸内環境を整えることも大切です。

今回は腸内環境を整えるための食事のポイントをご紹介します。

■腸内環境を整えるには、腸内細菌のバランスが大事!

私たちの腸内には、多くの腸内細菌が生息し、大きく3つに分類されます。

  1. 人にとって良い働きをする菌「善玉菌」
    乳酸菌やビフィズス菌などが代表的です。

  2. 人に害を及ぼす菌「悪玉菌」
    大腸菌(有毒株)、ブドウ球菌、ウェルシュ菌などが代表的です。

  3. ①・②のどちらでもない「日和見菌」
    大腸菌(無毒株)、バクテロイデスなどが代表的です。

 

腸内細菌の約7割は日和見菌で、善玉菌、悪玉菌のうち優勢な菌と同じ働きをします。次いで善玉菌が多く、悪玉菌は少数ですが、たんぱく質・脂質が中心の食事や、不規則な生活、ストレスで悪玉菌が増えることもあります。

 

 

善玉菌の割合を増やすには、生きた善玉菌「プロバイオティクス」を摂取する方法と、善玉菌の栄養源となる「プレバイオティクス」を摂取する方法があります。

さらに「プロバイオティクス」と「プレバイオティクス」を組み合わせて摂取する「シンバイオティクス」は、より効果的に腸内環境を整えることが期待できます。

 

■プロバイオティクスを含む食品

ヨーグルト、乳酸菌飲料、納豆、ぬか漬けなど、乳酸菌やビフィズス菌を含む食品があげられます。

乳酸菌やビフィズス菌は腸内に定着しにくいため、継続的に摂取することがおすすめです。

 

 

 

ちなみに「乳酸菌」は、発酵の過程で糖から乳酸を生成する細菌の総称で、「ビフィズス菌」は乳酸とともに酢酸を生成する細菌です。乳酸菌は私たちの体内だけでなく、土壌、植物、海洋など、自然界にも広く存在します。

 

 

 

■プレバイオティクスを含む食品

野菜、果物、豆類など、オリゴ糖や食物繊維を含む食品があげられます。

プレバイオティクスは普段の食事から摂取することが理想ですが、難しい場合にはサプリメントで補う方法も良いでしょう。

 

 

 

ただしオリゴ糖や食物繊維を摂り過ぎると、お腹が緩くなることや、お腹が張ることもありますので、注意しましょう。

 

 

日々の食事でプロバイオティクス、プレバイオティクスを取り入れ、善玉菌を増やし、ウイルスに負けない体づくりを目指していきましょう!

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