春はユウウツな季節?

2012年 3月 26日 月曜日

 

桜の便りがぽつりぽつり届くようになりました。

気持ちよい季節ですが、ユウウツな人たちもいます

私は幸いにしてこの季節を素直に受け入れることができますが、

花粉症の方はこの上なく恨めしい季節ですよね(><;)

今回のテーマは「お茶」にしました、花粉症の方に役立つように話をしたいと思います。

自分は日本茶も好きですが、烏龍茶も大好きです。

烏龍茶(中国茶)=「茶色いお茶」と思われがちですが、

日本茶のような緑茶から紅茶まで、発酵度によってたくさんの種類があります。

皆さんが良く知っている烏龍茶は発酵度がやや高めのお茶になります。

ご存知の通り、

烏龍茶の名の由来は、烏のように黒く龍のように曲がりくねっている様子からきています。

実はすべての中国茶がこの形をしているわけではありません。 

水色(すいしょく:お茶の色)や風味は発酵度が低いと緑茶に近く高いと紅茶に近づきます。

(ちなみに日本茶は発酵度0%、紅茶は100%になります)

しかし、中国は広い国なのでたくさんの品種、種類のお茶があります。

発酵度や製造工程によって緑茶・白茶・黄茶・青茶・紅茶・黒茶・花茶などに分かれます。

 (写真は中国緑茶、青茶、黒茶です) 

         

この数ある中国茶の種類の中でも台湾の高山茶(凍頂烏龍茶、梨山烏龍茶など)には

メチル化カテキンが多く含まれ、花粉症などのアレルギー症状を抑える作用があるとの

研究結果があるそうです。日本にもメチル化カテキンを多く含んだお茶があります。

最近よく見かける「べにふうき」という品種の緑茶になります、

元々は紅茶用の品種ですが、メチル化カテキンは紅茶にしてしまうと消失してしまうそうです。

普通のお茶に比べると風味は個性的です(緑茶と思って飲むと驚かれるかも)

ちなみに「メチル化カテキン」とは、エピガロカテキンガレートの一部が

メチル化されたカテキンのことで、

カテキンの中でも強い生体調節作用を持っているそうです (構造式 ↓)

   

 ( http://vegetea.naro.affrc.go.jp/ 野菜茶業研究所より)

そうは言っても、お茶はあくまでも食品。

気長に付き合えば症状が緩和されるかもしれませんが

人によっては効果なし、ってこともあります。

食事はバランスよく、薬は必要に応じてきちんと使いましょう!

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