自分好みのコーヒーを楽しみましょう☕

2024年 10月 20日 日曜日

温かい飲み物が一段とおいしく感じる季節になりました。

皆さん、コーヒーはお好きですか?

食後や、仕事の合間などに飲むという方が多いのではないでしょうか。ホッと一息つくときのお供に、コーヒーがあると嬉しいですよね。

 

10月1日は世界共通でコーヒーの日と制定されています。

コーヒーの需要が高まる時期であること、また、コーヒー大国ブラジルでは10月からコーヒーの栽培が始まり、コーヒーの年度始めとなることから、コーヒーの日が10月1日に制定されたようです。

 

今回は、そんなコーヒーについてお伝えしたいと思います☕

 

 

■1杯のコーヒーができるまで

コーヒー豆は、コーヒーチェリーという真っ赤な果実の種から作られます。

種まきからコーヒーチェリーの実を収穫するまでには約3年かかり、収穫後に実から種を取り出します。

 

種を乾燥させ、焙煎することで、コーヒー豆になります。コーヒー豆をミルで挽いて粉砕し、その粉にお湯を注いで抽出されたものがコーヒーです。

焙煎度合いが浅い「浅煎り」は酸味が強く甘い香りが立ち、「深煎り」は苦みが強く香ばしさが出てきます。

また、コーヒー豆を細かく挽くと粉にお湯が浸透しやすく、抽出時間が長くなるため、濃く抽出されます。反対に粗く挽くほど味が薄くなり、苦みが少なく酸味が出やすくなります。

ちなみに、コーヒーチェリーの果肉はコーヒー豆の精製過程で廃棄物として捨てられてしまいますが、産地では果肉を乾燥させ、煮だして飲む文化もあるようです。

■コーヒー豆の生産地

コーヒーチェリーの実をつけるコーヒーノキは、寒さに弱いので、赤道付近の熱帯地方が栽培の適地とされ、その適地一帯はコーヒーベルトと呼ばれます。

また標高が高く、昼夜の温度差が大きい地域で育つコーヒーノキは、温度変化から身を守るため硬く引き締まり、コーヒーの種も硬くなることから、品質が高くなると言われています。

世界各地で生産されているコーヒーですが、その中でも貴重で流通量が少なく、特徴的な味わいを持つ、キリマンジャロ・ブルーマウンテン・コナは、世界三大コーヒーと呼ばれています。

・キリマンジャロ(タンザニア産):深いコクと豊かな酸味が特徴。

・ブルーマウンテン(ジャマイカ産):味のバランスが良く、上品な口当たり。

・コナ(アメリカ ハワイ島産):酸味と甘い香りでまろやかな味わい。

 

コーヒーチェリーの生産地や、コーヒー豆の焙煎度合い、挽き方の違いによって何通りもの味が生まれるコーヒー。

ぜひ、自分好みのコーヒーを探してみてください!

秋の味覚を楽しみましょう🍁

2024年 9月 20日 金曜日

残暑が長引き、暑さが続いていますね💦 皆さまいかがお過ごしでしょうか。

日本各地ではフルーツ狩りや収穫体験など味覚狩りが開催されています。
実りの秋”、“味覚の秋”と言われ、秋に旬を迎える食材はたくさんありますね。
味覚狩りは、自分の手で収穫し、採れたてを味わうことができる楽しみがあります。

今回は、個人的におすすめの味覚狩りをお伝えしたいと思います!

■落花生の収穫体験

関東地方では千葉県を中心に、9月下旬~10月上旬頃に収穫体験ができます。
落花生は花が咲いた後に子房柄しぼうへいという茎のようなものが伸びて地中に入っていきます。
地中で子房柄の先端が膨らんだものが落花生の実になります。地上の葉が緑から黄色に変わると収穫のサインです。


スコップやくわで落花生の下部の周囲を堀り、根元が出てきたらゆっくりと根から堀り上げて収穫します。

通常店頭販売されている落花生は、長期保存がきくように、収穫後に乾燥し、実を炒っているものが多いですが、収穫したての鮮度の良い落花生は、茹で落花生としても楽しめます。

土をよく洗い流し、3~4%の塩水で殻つきのまま30分程茹でることで、ホクホクとした食感に仕上がり、おつまみとしてもおすすめです!

 

 

■イチジク狩り

収穫時期は品種によって異なり、6~7月に収穫される「夏果」と、8~11月に収穫される「秋果」に分けられます。イチジク狩りは、8月上旬~10月下旬頃まで楽しむことができるようです。

イチジクは花が咲かないように見えることから、漢字で「無花果」と書きます。

実際には果実の中に小さな花が咲いており、種のように見える粒ひとつひとつがイチジクの花です。果実の先端が少し裂けて、皮の色が濃い赤紫色になると食べ頃です。香りが良く、皮に張りがあるものを選びましょう。

 

日持ちしないため、もぎたてをその場で早めに味わうのがおすすめですが、長期保存する場合はコンポートやジャムにしても良いでしょう。

 イチジクには食物繊維、カリウムが多く、ミネラル類がバランスよく含まれています。また、「フィシン」というタンパク質分解酵素も含み、タンパク質を分解して消化を助ける働きがあります。

■しいたけ狩り

しいたけ狩りが楽しめる場所は全国各地にあり、1年を通して収穫されますが、旬は春(3~5月頃)と、秋(9~11月頃)の年2回と言われます。秋に収穫されるしいたけは「秋子」と呼ばれ、実に張りがあり、香りが強いのが特徴です。

しいたけの栽培方法は、菌床栽培と原木栽培の2種類あるのはご存知でしょうか。

スーパーに出回っているしいたけのほとんどは、菌床栽培という方法で栽培され、天候に左右されず年中収穫することができます。菌床栽培は、おがくずや栄養剤と水を合わせて固めたブロックに、しいたけの菌を植え付けて栽培する方法で、3~4か月程で収穫できます。

 

 

一方、原木栽培は、クヌギやコナラなどの原木にしいたけの菌を植え付けて栽培する方法で、収穫までに約2年かかります。

 

スーパーであまり出回らない、とれたての原木栽培のしいたけを収穫して、味わうことができる農園もあるようです!

 

 

 

ぜひ、秋ならではの旬の食材を、味覚狩りで味わってみてください!

食と地球環境について

2024年 8月 20日 火曜日

暑さがピークを過ぎ、秋の気配を感じられる季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
パリ2024オリンピックが閉会し、8月28日からパラリンピックが開催されますね。

パリオリンピックでは、既存の施設利用や、競技会場にペットボトルの持ち込みを禁止するなど、地球環境問題に配慮した大会が話題となりました。

身近な食卓の中でも、地球環境を守るために何か取り組めることはないか・・・

今回は食と環境の関係について考えてみました💡

 

 

■日本のフード・マイレージの現状

突然ですが、“フード・マイレージ”という言葉を聞いたことはありますか?

フード・マイレージは、「食料の輸送量(t)」に「輸送距離(km)」を掛け合わせた指標のことで、食料の輸送に伴う環境負荷を示します。フード・マイレージが大きいほど、輸送に多くのエネルギーが使われるため、環境負荷が高くなります。

日本は食料自給率が低く、多くの食料を輸入に頼っています。また島国であるため、海外から食料を輸入する際に、どうしても輸送距離が長くなってしまいます。そのため、1人当たりのフード・マイレージが他国に比べて大きいのが現状です。

(画像:環境省 「サステナブルで健康な食生活の提案」)

 

■“地産地消”と“旬産旬消”

フード・マイレージを意識し、国産、地元で生産された食品を食べることは、環境負荷を低減させることにつながります。買い物で食品を選ぶ際には、パッケージの生産地に注目し、“地産地消”を意識してみましょう!

また、暖房に燃料を使うハウス栽培よりも、設備を使用しない露地栽培された農作物を選択することでも、エネルギーの抑制に貢献できます。地産地消とともに、旬の時期に消費する“旬産旬消”も心がけてみてはいかがでしょうか。

 

 

■食品ロスが環境負荷に・・・

環境省によると、日本の食品ロスは年間約472万トン(令和4年度)と推計され、まだ食べられる食品が大量に廃棄されています。食品ロスには、食品製造業・卸業・小売業・外食産業などの事業活動に伴って発生する“事業系食品ロス”と、各家庭から発生する“家庭系食品ロス”の2種類あり、家庭系食品ロスはほぼ半分を占めます。日本人1人当たりに換算すると、毎日おにぎり1個分(約103g)の食べ物を捨てていることになるのです!

食品ロスは、食べ物が無駄になるだけでなく、環境悪化にもつながります。

余った食べ物は、可燃ごみとして処分されますが、水分を含む食品は、運搬や焼却の際に二酸化炭素を排出します。また、焼却後の灰の埋め立ても環境に負荷がかかってしまいます。

現在日本では、2030年度の日本の事業系食品ロスと家庭系食品ロスをそれぞれ2000年度と比べて半減させることを目標に掲げ、様々な取り組みを進めています。

目標を達成するためには、1人1人が行動に移すことが大切です!

食品ロス削減のために、日々生活の中でできること

● すぐに食べる食材は、賞味期限や消費期限の長い商品を選ぶのではなく、陳列順に購入する

● 冷蔵庫の中身を確認してから買い物に行く

● 残っている食材から使い切る

● 外食時には食べきれる量を注文する

● クリスマス、お正月、節分などイベント時には、計画的に予約購入をする

 

すでに取り組まれていることはありましたでしょうか?

地球環境を考えながら、食事を楽しみましょう!

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