夏至(げし)と半夏生(はんげしょう)について
2018年 6月 13日 水曜日
梅雨に入り、蒸し暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
まもなく夏至ですね。
今年の夏至の日は、6月21日です。
夏至は、1年で最も昼が長い日です。
夏至の瞬間があるということは皆さんご存知でしょうか?
夏至の瞬間は
太陽が夏至点を通過する瞬間 です。
今年の夏は暑くなる予報が出ていますね。
夏に備えましょう!
皆さん、半夏生(はんげしょう)という時期はご存知でしょうか。
夏至から11日目にあたる日、もしくはその日から5日間のことを
半夏生といいます。
今年は、7月2日から6日が半夏生にあたります。
地域によって異なるようですが
梅雨明けが間近、梅雨明け直後の頃を示しています。
また、
「チュウ(夏至)ははずせ、ハンゲ(半夏生)は待つな」と言われ、
田植えの時期は、夏至が終わり半夏生の前までが田植えに
適している時期とされています。
今回は、半夏生に食べるもの についてご紹介します。
半夏生の時期には
小麦、タコ、サバが食べられています。
関東やそれ以外の地域では小麦で作った餅、香川県ではうどんが食べられています。
小麦には炭水化物が多く含まれ、脳のエネルギーとなったり、
身体を動かすためのエネルギーとなります。
生活するうえで欠かせない栄養素です。
関西地方では、タコが食べられています。
これには、タコの足のように根に張ることができるようにと豊作を願う意味がこめられているそうです。
ところで、美味しいタコの選び方のポイントはご存知でしょうか?
<美味しいタコの選び方>
①タコは吸盤の吸い付きが強い
②足が太い
③表面のぬめりがない
以上の3つが美味しいタコを選ぶポイントです。
また、タコにはタウリンというコレステロールを下げる成分や
水溶性ビタミンであるナイアシンやミネラルである亜鉛が含まれています。
<おすすめの調理方法>
蒸し料理です。
ゆでてしまうと栄養素が流出してしまします!
栄養素を多く摂取するために、タコの蒸し料理に挑戦してみませんか?
福井県大野市を中心とした地域では、サバが食べられています。
サバにはEPA・DHAという不飽和脂肪酸が多く含まれています。
最近、いろいろな場面で見ることも多いEPA・DHAはなぜ身体によいと言われているのでしょうか?
→血中コレステロールや中鎖脂肪酸を減らす働きがあるため、血液を流れやすくし、脳梗塞や心筋梗塞を予防します。
美味しいサバの選び方をご紹介します。
<美味しいサバの選び方>
①全体が金色っぽい
②皮目が黄ばんでない
③模様がはっきりしている
④弾力がある
⑤太っている
⑥目が澄んでいる
⑦エラが鮮やかな赤色
のものを選ぶとよいそうです。
また、切り身は、切り口が柔らかくなってしまっているものは避けたほうがよいです。
<おすすめの調理法>
煮物がおすすめです。
サバには、EPA・DHA、ビタミン類、ミネラルが豊富に含まれています。
ビタミンB郡やミネラルである鉄は水溶性です。
水に溶ける性質を持ちます。
そのため、煮汁まで美味しく食べることで栄養を多くとることができます。
しかし、煮汁まで食べることは塩分を多く摂取してしまうことがあります。
塩分の量に注意しながら、美味しく食べましょう。
今年はあまり知られていない半夏生の時期に食べる食材に挑戦してみてはいかがでしょうか?
梅雨が続きじめじめしている時期ですが、
夏に備えましょう!
Posted by mlblog02.
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