食事で体を温めよう!

2020年 11月 24日 火曜日

11月になり寒い日が続くようになりましたね。
冬になると特に体が冷えて、なんだか調子がイマイチ…といったお悩みの方も多いのではないでしょうか?

 

体温を上げることは、

・免疫力が上がり、風邪をひきにくくなる
・基礎代謝が上がり太りにくくなる
・血流が良くなり、美容にも効果がある

などなど…私たちの体にとってメリットが多く、最近は「温活」という言葉もよく聞くようになりました。

 

温活の方法として、湯船に浸かる・下半身やお腹を温める・運動やストレッチをするなどがよく聞かれますが、食べるものに気を付けることで体を温めることもできます!

 

食べ物は、体を温める「陽性」のものと、体を冷やす「陰性」のものに分けられますので、今回は体を温める「陽性」の食べ物を覚えるポイントをご紹介していこうと思います。 

 

 

①冬に旬を迎える・寒い地域でとれる食材
1つ目のポイントとしては、冬に旬を迎える食材・または寒い地域でとれる食材です。
平均気温が低い北国では、寒さに耐えるだけの熱が必要なので、自然と体を温める食べ物を摂っています。
身体を冷やす傾向にある果物でも、寒い地域でとれるものは例外的に体を温めます。
例:かぼちゃ、カリフラワー、ねぎ、ごぼう、にんじん、れんこん、りんご、さくらんぼ、ぶどう、日本そばなど

 

②黒や赤、オレンジ色の食材
2つ目のポイントは食べ物の色です。火や温かさを連想させる赤・黄色・オレンジといった暖色系の食べ物や黒い食べ物には体を温めるパワーがあります。
魚やお肉も同様に色の濃い赤身の方が体を温める働きが強いです。
例:にんじん、かぼちゃ、とうがらし、鮭、マグロ、海老、赤身の肉、卵、明太子、黒砂糖、黒豆、ひじきなど

 

③地面の下で成長する野菜
3つ目のポイントは、地面の下で成長する野菜です。
地面の下に埋もれているものは、体を温める性質をもっています。
根菜類やイモ類は自分に熱があるので、熱い太陽から逃れようとして、地面の下へ深く伸びようとします。
例:さつまいも・ごぼう・にんじん・ネギ類・しょうが・れんこんなど

 

④発酵の有無も体の温度に関係
4つ目のポイントは発酵です。発酵しているものは、成分が酸化して「酵素」を生み出します。
酵素は体内で食べ物の消化などを行う働きがあり、その働きの際に熱を生み出すので、体を温めると考えられています。
例:キムチ、納豆、チーズ、味噌、漬物、紅茶など

 

逆に、以下のものは体の熱を逃がす効果があるとされます。

*夏に旬を迎える・暑い地域でとれる食材
*色が薄い食材
*地面の上になる野菜
例:トマト、なす、きゅうり、白菜、レタス、もやし、バナナ、キウイ、すいかなど

 

これらの「陰性」の食材にも、体に必要な栄養がたくさん含まれているので、上記の「陽性」の食材とうまく組み合わせたり、調理方法に工夫をしたり(体を温めるスープにする等)しながら取り入れていけるといいですね。

 

これらの基準は絶対的なものではありませんが、一つの参考になります。

季節に合った食材を賢く食事に取り入れ、健康に風邪やウィルスに負けない体を作りましょう!!

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