骨粗鬆症
2011年 3月 3日 木曜日
こんにちは、はっちです。
年が明けたかと思っていたらあっという間にもう3月ですね
年度末ということもあり先日、健康診断を受診したのですがついでに骨密度も測定してきました。(結果はまだ出ていないので気になるところですが・・)
骨の状態を良く保つことも健康管理のひとつということで、今回は『骨粗鬆症』についてお伝えします。
ご存知のとおり『骨密度』を測れば骨の健康状態がわかります。ちなみに測定は痛くもかゆくもなくすぐに終わります。
この骨密度が低いと『骨粗鬆症』という疾患になる可能性が高くなってしまいます。これは骨がスカスカになってしまう状態で高血圧や糖尿病と同じく生活習慣病のひとつです。簡単に言うと骨量が減り、骨質が悪くなることで骨が弱くなり骨折しやすくなる状態です。
ここでちょっと骨のお話を・・。
骨はカルシウムが主成分ですが、体を支える働きのほかにもカルシウムの貯蔵庫の役目もあります。そして骨の中では、常に新しく骨が作られたり古い骨が壊されたりを繰り返されています。この繰り返しのことをちょっと難しく言うと『リモデリング(再構築)』と呼ぶこともあります。
さて『骨密度』ですが、思春期までは急速に増加し20歳代半ばまで増え続け最高値に達するといわれています。その後、30歳代までほぼその状態が保たれます。骨の状態を保つために関係が深いのが女性ホルモン(エストロゲン)。特に女性は閉経をむかえると女性ホルモンも急激に減るため骨密度も低下していきます。
このような経過をたどるにしても食事や運動で減少をある程度防ぐことができますので今から骨密度を高めておくことがポイント!です。
そのために食事はとても大切です。
『骨粗鬆症』を予防するにはご存知のとおりカルシウムが重要です。
では実際にどのくらいの量をとればいいのでしょうか?
食事摂取基準(2010年版)を参考にすると、カルシウムの推奨量(女性30代)は650mgです。
厚生労働省が実施している『国民健康・栄養調査』というものがありますが、残念ながら毎年カルシウム摂取量は足りていない状況です・・。実は、私も食生活を振り返るとそこまでカルシウムのことを意識してとっていなかったかもしれません・・。でもこれからは意識してとります!
ここでカルシウム豊富な食品をご紹介します。
食品 | 1食あたりの目安量(g) | カルシウム量(mg) |
普通牛乳 | 200 | 220 |
スキムミルク | 24(大匙4)※ | 264 |
ヨーグルト | 200 | 240 |
うるめいわし | 30 | 171 |
干しひじき | 10 | 140 |
※200mlの水に溶解した場合。
ところで骨を丈夫にするにはカルシウムを十分にとることが不可欠ですが、食品に含まれているカルシウムがすべて体内に吸収されるわけではありません・・。
さらにカルシウムを効率よく吸収できるようにするには、ビタミンDも一緒にとることが大切なんです。ビタミンDは腸からのカルシウムの吸収を助ける働きがあります。ですので、カルシウムとビタミンDを組み合わせた食事はカルシウム吸収もさらにアップできるのでお薦めです。
ビタミンDを豊富に含む食品は主に魚類や干ししいたけなどのきのこ類です。
食品 | 1食あたりの目安量(g) | ビタミンD量(μg) |
鮭・焼き | 80 | 31.5 |
くろかじき | 80 | 30.4 |
うなぎ蒲焼 | 100 | 19.0 |
さんま | 80 | 15.2 |
干し椎茸 | 15g | 2.5 |
食事以外にも適度な運動をすることで骨に負荷がかかり、骨密度を保つことにも有効です。陽気もだいぶ暖かくなってきたのでウォーキングなどいかがでしょうか。さらに日光浴も兼ねれば皮膚の下でビタミンDが活性化されより吸収アップにつながります。
残念ながら骨密度はいったん減少してしまうともとに戻すことは難しいと言われています。 極端な食事制限でダイエットしても骨密度が低下してしまいますので、くれぐれもご注意を・・。
骨までスカスカにならないように、バランスのよい食生活と適度な運動を心がけて今のうちから骨粗鬆症を予防していきたいですね。
Posted by mlblog02.
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