春の始まりに福呼ぶ準備!豆まきで邪気を払いましょう!

2022年 1月 24日 月曜日

 

【節分とは?】

節分とは、春夏秋冬全ての季節の変わり目のことをさします。

その中でも旧暦の新年の始まりとされる春の節分が重要視され、

立春の前日が一般的な節分とされるようになりました。

そんな一年の節目の日には、豆まきや柊鰯(ひいらぎいわし)で

邪気を追い払い、恵方巻を食べて福を呼び込むなどして過ごします。

 

その中で今回は豆まきについて詳しくお話ししていきます。

 

【豆まきの意味とは?】

季節の変わり目には悪いものが家に入りやすいとされており、

それらを退治するために行われるようになりました。

諸説ありますが、退治に使うものとして

「魔(ま)を滅(めっ)する」という

語呂合わせから「まめ」をまくようになりました。

また「まめ」という言葉には体が丈夫であるという意味も

あるため、節分に使われる豆は「福豆」と呼ばれ縁起が

良いものとされています。

地域によっては殻付きの落花生を使うところもあります。

 

豆まきでは生の豆ではなく炒った豆を使います。

なぜかというと、拾い損ねた豆から芽がでると「邪気が芽を出す」として

縁起が悪いとされているためです

また、炒るは「射る」にも通じ、鬼退治にふさわしいためです

 

豆まきをした後は、自分の年齢の数もしくは

プラス1粒だけ豆を食べるという風習もあります。

これは、無病息災と歳の数と同じだけの福を体に取り込めるように

という思いが込められています。

 

食べきれなかった場合は、熱いお湯を注いで「福茶」にして飲めば、

1年の邪気を祓えるといわれ縁起の良いものです。

豆(3粒:縁起が良い数字)を香ばしく炒り直し、

熱湯やお茶(緑茶、ほうじ茶、玄米茶等)を注ぎます。

塩昆布や梅干しを入れて塩味を利かせると更に美味くなります。

 

【まとめ】

2022年の節分は2月3日になります。

春の始まりの前に豆まきをして、邪気払いをしてみてはいかがでしょうか。

おせち料理の意味をご存じですか?

2021年 12月 17日 金曜日

早いもので今年も残すところ、あとわずかとなりました。

 

昨年は年末年始を家で過ごす方が多く、初めておせちを作った、

買ってみたという方も多かったのではないでしょうか。

今回は、そんなおせちに関するお話です。

 

おせち料理は、地域によっても異なりますが、

全部で2030種類あります。

また、料理や使われている素材にも、それぞれ意味や願いが込められています。

 

~代表的なおせち料理と意味~

・黒豆

黒豆には邪気を払い、黒く日焼けするほどマメ(勤勉)

働けるようにと願いが込められています。

マメは健康を意味するものでもあり、

いつまでも健康でいられるようにとの願いも込められています。

 

・数の子

ニシンは卵の数が多いことから、子孫繁栄を願う縁起物です。

 

・田作り

片口イワシを農作物の肥料として使った田畑が大豊作となったことから、

五穀豊穣を願う縁起物です。

「五万米」と書いて「ごまめ」とも呼ばれます。

 

・たたきごぼう

ごぼうは、地中深くに根が入っていくので、家族の土台が

しっかりすることや、家業が土地に根付くようにいう

願いが込められています。

 

・きんとん

きんとんは漢字で「金団」と書きます。

黄金に例えて、豊かな一年を願う金運を呼ぶとされる縁起物です。

 

・紅白なます

紅白の色合い的にめでたく、水引をかたどっているとされ、

平安平和を願っています。

また根菜のように深く根をはり、家族の土台がしっかりするように

との願いもあります。

 

・昆布巻

昆布は多くの語呂合わせが見られる縁起物です。

「こぶ」は「よろこぶ」に通じるとして縁起がいいとされています。

また「子生」と書いて子孫繁栄にもつなげています。

 

・かまぼこ

紅白のかまぼこは、赤は魔除けや慶び白は神聖や清浄

示すとされています。

 

たくさんの意味や願いが込められておせちですが、

数日は日持ちするように作られています。

そのため味が濃く、塩分・糖分が多く含まれています。

食べすぎには注意しましょう!

たんぱく質足りていますか?

2021年 11月 19日 金曜日

最近、コンビニやスーパー、テレビなどいたる所で

たんぱく質」という言葉やたんぱく質を強化した

商品を目にするようになりました。

 

みなさん、たんぱく質を普段の食事からしっかり摂れているでしょうか?

私たちが1日に必要なたんぱく質の総量は「体重×1g(※)」です。

(※運動量の多い人は体重×1.2~1.6g)

体重50kgの人は、1日にたんぱく質50gが必要です。

 

≪身近な食品のたんぱく質量≫

鶏卵 1個(50g)・・・6.2g

納豆 1パック(40g)・・・6.6g

鶏むね肉 1枚(160g)・・・34.1g

銀鮭 1切れ(55g)・・・10.8g

牛乳 1杯(200mL)・・・6.6g

 

たんぱく質は一度にたくさん摂取しても

体内で効果的に活用することができません。

1日3回の食事でまんべんなく摂取することが重要とされています。

 

体の組織は日々入れ替わっており、

筋肉も3~4ヶ月で入れ替わると言われています。

筋肉の合成のピークは20~30代で、

それ以降は加齢により筋肉合成が徐々に低下します。

一方で筋肉の合成そのものは高年齢になっても運動刺激により高めることができ、

60代を超えても筋肉量を高めることは十分可能であると言われています。

 

また、たんぱく質が不足すると筋肉量が低下するだけでなく

感情や記憶、睡眠などにも影響が生じる可能性もあります。

たんぱく質は、心を落ち着かせるセロトニンや、喜びを感じさせるドーパミン、

恐怖や興奮を感じるノルアドレナリン、

記憶や学習などの機能に関わるグルタミン酸などの

「神経伝達物質」と呼ばれる脳内物質の主な材料になっています。

脳をしっかり働かせてメンタルバランスを保つためには、

たんぱく質をきちんと摂取することがとても重要です!

 

最近では、「新型栄養失調」が深刻になっています。

極端な食事制限や、肥満予防のダイエットなどで、

良質なたんぱく質が摂取出来る肉類を避けている人が増えているため

と言われています。

動物性の食品を避けてダイエットをする人や、単品で食事を済ます人が

増えていることがあり、日本人の1日あたりの平均たんぱく質摂取量は

約70年前とほぼ同水準になっています。

 

たんぱく質摂取量が減ることにより筋肉量が減少すると、

筋肉が脂肪に置き換わるため、基礎代謝量も減少し

かえって痩せにくいカラダになってしまいます!!

 

 

では、筋肉を上手に維持・増加するためには何をすれば良いでしょうか?

答えは、適度な “運動”と、筋肉の合成に必要不可欠な“たんぱく質”の摂取です。

適度な運動と、たんぱく質摂取の両方を組み合わせることで

相乗的に筋肉増加効果が現れるため、

筋肉を効果的に増やすためにはたんぱく摂取と運動の両方が欠かせません。

 

また、運動直後は体内のたんぱく質合成能力が非常に高くなります。

運動後30分以内を目安にたんぱく質を摂取して、

効率的に筋肉量アップを目指しましょう!

 

たんぱく質を意識したバランスの良い食事と適度な運動で

いつまでも元気な体を手に入れましょう!