プチ不調でお悩みの方へ

2020年 10月 23日 金曜日

突然ですが、最近こんなことで悩んでいませんか?

  • 「季節の変わり目や天気が悪くなると体調が崩れる」
  • 「原因がよく分からないけれど、常に体の不調を感じる」
  • 「コロナの影響で、鬱々とすることが多くなった」

 

人のからだを構成する「気(き)・血(けつ)・水(すい)」

人のからだは「気(き)・血(けつ)・水(すい)」の3つの要素が重要だと考えます。簡単に言うと「気」は生命エネルギー、「血」は血液、「水」は体液です。この3つが量、質ともに十分で、体の中をスムーズに巡り、バランスよく働いていれば、人は健康を維持できます。

体に不調が生じたときは、気・血・水の状態、量の過不足、滞りがないかなどを調べ、それに応じた対策をすることがポイントです。以下に6つのタイプと、お勧めの食べ物、養生法をまとめました。

 

「気」が足りないタイプ

  • 疲れやすくて、元気がない
  • 顔色が青白い
  • 食欲がない
  • お腹をこわしやすい
  • 風邪をひきやすい
  • お勧めの食べ物:「気」を補い、消化吸収がよいもの
    山芋もち米キャベツ大根カブジャガイモなど)
  • 養生法:過労や夜更かしなどを避け、体を休める

 

「血」が足りないタイプ

  • 顔色が悪く、つやがない
  • 爪が割れたり、変形したりする
  • 立ちくらみ、めまい、動悸がする
  • 冷え性
  • 悪夢をみることが多い
  • 髪が乾いたり、抜けたりする
  • お勧めの食べ物:体を温め、血を作る働きのあるもの
    赤身の肉イカタコ生姜長ネギほうれん草など)
  • 養生法:体を冷やさないようにし、睡眠を十分にとる

 

「水」が足りないタイプ

  • 肌や髪が乾く
  • 鼻や喉が渇く 声がかれる 空咳が出る
  • 頬が赤味を帯びる
  • 夜になると手足がほてる
  • 関節をスムーズに動かせない
  • 便秘がち
  • お勧めの食べ物:体を潤すもの
    白菜トマトバナナりんごキウイなど)※水分補給を心掛ける
  • 養生法:体内で水を作り出している胃腸の働きを高めることも大事なので、食事は適度に摂り暴飲暴食をしない

 

「気」の流れが悪いタイプ

  • 憂鬱な気分になりやすい
  • イライラして怒りっぽい
  • 喉に何か詰まっている感じがする
  • 咳が出る
  • 体に痛みがあり、痛む場所が変わる
  • 寝ている時に、よく夢を見る
  • お勧めの食べ物:香りのある食べ物
    春菊玉ねぎ生姜大葉セロリ柑橘類など)
  • 養生法:ストレスをためない。散歩や深呼吸、腹式呼吸で気分転換することを心掛ける。

 

「血」の流れが悪いタイプ

  • 顔色がくすむ
  • 目の下のクマや、肌荒れ、シミができやすい
  • 血管が浮き出ている
  • 顔や上半身は熱いのに、下半身が冷える
  • 肩こりがひどい
  • 刺すような痛みが、同じ場所に起こる
  • お勧めの食べ物ナスチンゲン菜キノコ海藻類 ※油っぽい食べ物は避ける
  • 養生法:有酸素運動を積極的に行い、血流をよくする

 

「水」の流れが悪いタイプ

  • 全身が重く、だるい
  • いつも頭が重い
  • むくみがある
  • めまいや吐き気がする
  • 水っぽい鼻水が出る
  • 下痢をしやすい
  • 二日酔いしやすい
  • お勧めの食べ物:利水作用のあるもの
    しじみ豆類(黒豆、大豆、小豆、そら豆)、きゅうり海藻類など)
  • 養生法:体を冷やさない。胃腸に負担をかけないために暴飲暴食しない

 

あなたはどのタイプでしたか?

食事養生法を組み合わせるとより効果的です。

大きな病気にならないうちに、セルフメディケーションを心掛けましょう!

 

肌荒れ

2020年 9月 30日 水曜日

段々涼しくなってきて過ごしやすくなりましたね。
ずっとこの季節が続いたらいいのになぁ~と思います

今回のテーマは「肌荒れ」です。

コロナの影響でマスクをして生活する日々が当たり前になりました
長時間のマスクの使用は息苦しく、水分を摂る機会も減り、
熱中症になりやすいとも言われています。
また、マスクによる肌荒れに悩んでいる人が増加しているようです
私もそのひとりです…。
まず、なぜマスクをすると肌荒れしやすいのか・・・?

1.摩擦
マスクの着脱を繰り返すことで摩擦が起きます。
その刺激で肌のバリア機能が低下し、赤みやかぶれ、ニキビを起こしやすくなります。

2.乾燥
保湿されているように感じますが、マスクを外すと必要な水分までも蒸発します。
急激な湿度差が原因で、かえって乾燥してしまいます。

3.蒸れ
マスクをしていると温度と湿度が高くなり、雑菌が繁殖しやすい状態になります。
汗や皮脂も増え、ニキビや吹き出物ができやすくなります。

 

外側からのケアとしては、スキンケア用品や化粧品は、
自分の肌に合ったものを使うようにしましょう。
特にお風呂上りや洗顔後は乾燥しやすいので、すぐに保湿することを心がけてください。
お肌の健康は体の内側からケアすることも大切です。
基本はバランスよく食べましょう!
お肌にいい栄養素と食材をご紹介します。

ビタミンA皮膚や粘膜を健康に保ち、乾燥を防ぐ。

多く含まれる食品
鶏レバー、豚レバー、あんこう・肝、うなぎ、緑黄色野菜

 

 

ビタミンB2皮膚の保護や再生、健康維持をする。糖質・脂質・タンパク質を体内でエネルギーに変え、代謝を促す働きを持つ。

多く含まれる食品
レバー、うなぎ、納豆、卵、乳製品

 

 

ビタミンCシミやソバカスの原因になるメラニン色素の生成を抑えてくれる。皮膚や細胞のコラーゲン合成に必須な栄養素。

多く含まれる食品
柿、キウイフルーツ、赤ピーマン、さつまいも、ブロッコリー

 

 

たんぱく質肌細胞を作るための材料になる。

多く含まれる食品
肉、魚、卵、乳製品、大豆製品

 

もちろん食事以外に睡眠や運動も大切です。
お肌の健康のためにも自分の生活を見直してみましょう!!

腸内環境を整え免疫力アップ

2020年 8月 25日 火曜日

8月下旬になり猛暑日が続いていますが、夏バテしていませんか?
突然ですが今回のテーマはです。
実は腸内環境の崩れから肌荒れ、睡眠障害、免疫力が低下してしまうこともあるほど腸は身体の中でも非常に大切な臓器です。
皆さん自分の便を意識していますか?

便秘は腸内環境が悪化しているサインですので、便秘気味、便が固いという方は日々の食事や生活を見直してみてはいかがでしょうか。

 

「腸内環境を整える」という言葉はよく耳にすると思いますが、それはどういうことでしょう。
それは、腸内にある善玉菌・悪玉菌・日和見菌のバランスを整えることです。
それぞれに以下の働きがあります。
 ・善玉菌・・・腸の運動を活発にし、排便をコントロールする
・悪玉菌・・・便秘、下痢などお腹の調子を崩す
・日和見菌・・・善玉菌、悪玉菌の優勢な方に作用する

 

 

悪玉菌が本来の数より増えると腸内環境が悪化することが分かっています。
つまり善玉菌の数を増やして元のバランスに戻すことが大切です!

 

まずは前回までのテーマでポイントとしてあげていた水分補給、朝食をとること、適度な運動は大切です。
とくに朝コップ1杯の水を飲むことおすすめします。起床してすぐに飲むことで、腸を刺激し、活発にします。

腸内環境を整えるために良い栄養素や食品をいくつか紹介します。
みそ、納豆、ヨーグルトなどの発酵食品
善玉菌であるビフィズス菌、乳酸菌が豊富なヨーグルトはとくにおすすめです。

■水溶性食物繊維(食物繊維は善玉菌の栄養源となります。)
いも類、海藻類、穀類など
善玉菌を増やし、腸内の有害物質を排出します。
穀類の中でも玄米、大麦は食物繊維が多いので、ご飯を炊くときに白米にプラスしてみるのもいいですね。

■不溶性食物繊維
豆類、きのこ、ごぼう、ブロッコリーなど
腸の蠕動運動を活発にし、便の排出を促します。

食事から摂るのは難しい方は手軽なサプリメントで摂取する方法もありますが、
今回紹介した栄養素以外にも、食品はたくさんのビタミンやミネラルなどが豊富なので、
できれば食事で取り入れるのが一番です。

免疫力を下げないためにも腸内環境を整えましょう!