お月見

2016年 8月 30日 火曜日

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夏も終わりを迎えているな・・・と感じる季節となりました。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

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秋・・・食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋、読書の秋といろいろ浮かびますね!
また、お月見(中秋の名月)も秋の行事です。
今回は、十五夜のお月見(中秋の名月)のお話しです。

お月見といえば、満月が思い浮かびますね。
そして、十五夜とは満月のことを言います。「無料イラスト ...」の画像検索結果
さて、十五夜ですが旧暦の8月15日を指しています。
新暦だと、1ヶ月遅れの9月15日?と思いますが、実は違うんですね。
集団給食などでは、9月15日に固定して行事をする場合が多いですが・・・。

実際の暦では、9月~10月の間でその年によって日にちが違っています。
旧暦では、月の満ち欠けで1ヶ月を数えます。

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一方、現在の新暦では太陽の動きをもとにしています。
そもそもが旧暦の1ヶ月は29.5日程度のため、旧暦と新暦ではズレが生じてきます
秋のちょうど真ん中が中秋で、旧暦の8月15日がその日になります。
そして、中秋の十五夜が1年で一番美しいため、平安時代頃より貴族を中心に
行われていたお月見が現在も習慣として残っているようです。「無料イラスト ...」の画像検索結果
ちなみに、今年の十五夜は9月15日です。

 

 

●お月見のお供え物
・すすき「無料イラストす...」の画像検索結果

月の神様の依り代(神霊が依り憑く物や場所)として備えます。
月の神様は、子孫繁栄や作物を見守るとされています。
本来の依り代は稲穂ですが、この時期に稲穂がなかったために
『すすき』を代用したようです。

・お団子
満月に模しており、健康と幸せを願ってお供えします。
お月様と同じ丸い団子をお供えし、食べることで
健康と幸せを得られると考えられています。
十五にちなみ、1寸5分(約4.5cm)のお団子を15個をお供えします。
三方に白い紙を敷いて、その上に置きます。
三方の代わりにお盆やお皿でもOKです。
1段目は9個(3個×3個)、2段目は4個(2個×2個)、3段目は2個
積み重ねます。
最後の2個は、正面から1個に見えるように縦に並べます。

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・野菜や果物
旬のものを供え、収穫に感謝をします。
十五夜の時期は里芋やさつま芋が時期なので、芋類がお勧めです。「無料イラスト ...」の画像検索結果
また、ぶどうのようなツルものは、お月様との繋がりが強くなる
言われているようです。

 

用意は済んでも、天候が悪いとどうにもならないですよね・・・。
あとは、お天気になることを皆で祈りましょう!

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土用の丑の日

2016年 7月 28日 木曜日

やっと関東地方でも梅雨明けをしましたね。これから、ますます暑い日が続きそうですね。

みなさん、体調など崩されていませんか?

夏のスタミナ食として「うなぎ」を連想する方もいるのではないでしょうか。

今回は、「うなぎ」についてのお話です。

この時期、うなぎ聞くと、土用の丑の日を連想する方も多いのではないでしょうか。

ちなみに、今年の土用の丑の日は、7月30日です。

◆土用の丑の日 

土用と聞くと、夏のイメージですが、実は1年を通してあるんです。

土用とは、立春、立夏、立秋、立冬前の約18日間のことを指します。

7月20日から8月7日頃までが、夏の土用の期間になります。

なぜ丑の日というのでしょうか?

十二支というのをご存知でしょうか?子丑寅卯・・・と続くものです。

丑の日とは、十二支の中の『丑』のことです。

つまり、土用の期間のうち丑の日に当てはまる日が、『土用の丑の日』ということになります。

うなぎの栄養 うなぎ

うなぎと聞くと、栄養豊富なイメージを持つ方も多いと思います。

具体的には、どのような栄養素が豊富なのでしょうか?

うなぎには、ビタミンAビタミンB1ビタミンDビタミンEが豊富に含まれています。そのほか、カルシウム、カリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛など体に不可欠な栄養素が多く含まれています。また、脂質の中でもEPADHAが豊富に含まれています。

各栄養素の働きを簡単に説明すると、

ビタミンA(レチノール)は、皮膚や粘膜を正常に保ち、免疫力を高める働きがあります。

レチノールは、妊娠中も必要な栄養素ですが、妊娠初期の妊婦さんは注意が必要です。

体外に排出されにくい特性があるため、摂取量に注意が必要です。妊娠初期の妊婦さんが、レチノールを過剰摂取すると胎児が奇形・先天異常などの障害を持った状態で生まれてくる可能性が高まるといわれています。

毎日、大量に食べなければ問題ないのですが、妊娠初期の方には注意が必要なことを踏まえてください。

ビタミンB1は、生きる上で必要不可欠なエネルギーを作る働きと、神経機能や脳を正常に保つ働きがあります。

ビタミンDは、小腸や腎臓でカルシウムとリンの吸収を促進し、血液中のカルシウム濃度を保って丈夫な骨をつくる働きがあります。

ビタミンEは、からだの酸化を防ぐ「抗酸化作用」があります。動脈硬化などの生活習慣病を予防することが期待されています。

DHAEPAは、体内では作ることのできない脂肪酸です。

DHAは脳の働きを活発にし、EPAは血管を丈夫にすると言われています。

◆うなぎの蒲焼 

うなぎの蒲焼は、関東風と関西風で違いがあります。

関東風と関西風の蒲焼は「さばき方」と「焼き方」が異なります

関東では、うなぎを背開きにして白焼きした後、蒸して再び焼くため、ふわっと柔らかいのが特徴です。タレは関西に比べてあっさりしています。蒲焼

 

関西では、小ぶりのうなぎを選んで腹から開いて蒸さずに焼くため、脂の乗ったパリッとした香ばしさを楽しめます。タレは、うなぎの脂に負けないようにトロッと濃くて甘いです。また、関西風は頭が付いていることが多いのも特徴です。蒲焼関西風

◆開き方が異なる理由背開き腹開き

≪背開き≫

関東では、武士などの文化が強いため、腹を切るということは「切腹」を意味してしまい、縁起が悪いとされてきました。その為、背開きをするようになりました。また、うなぎの腹の部分には美味しさの脂が乗っているのでそれを逃さない調理法でもあります。

≪腹開き≫

関西方面では、商業や商人の文化が強く、お互い腹を割って話をするという事から腹開きがされるようになったという説があります。

 

今年の夏は、例年よりも暑くなる予報が出ています。

水分補給も忘れずに、スタミナをつけて暑い夏を乗りきりましょう!

からだの水

2016年 6月 23日 木曜日

梅雨空が続いていますね。
6月に入り、雨の日が多い気がしますが、
今年の雨量は平年よりも少ないようですね。
関東ではダムの貯水率が低下していて、
一部の地域では取水制限が行われています。

炊事、洗濯、入浴、トイレ等、私たちの生活に、水はとても大切です。
そして、私たちの身体の中でも、水は重要な役割を果たしているのです。

水のはたらき
体内における水の役割は主に3つ。

・栄養素、酸素を全身に運ぶ
・発汗により、体温を調節する
・尿として老廃物を排泄する

身体の水分が不足すると、脱水状態になります。
これから暑くなると、発汗量が増えて身体の水分が失われます。
また、暑さで食事量が少なくなると、脱水の危険性はいっそう高まります。
一般的な3食の食事に含まれる水分は約1Lです。
食事をしっかり摂ることも、脱水予防には欠かせません。

体内水分量
身体の中の水分量はどの位かご存知でしょうか。

一般成人男性の体内水分量は体重の約60%です。
体重60kgの場合、約36kg(36L)が水分です。
それに対して女性は体重の約55%です。
なぜ、女性の方が少ないのでしょうか。

身体の中の水分というと、血液を思い浮かべる人も多いと思いますが、
血液中に含まれる水分は、3L程度です。
最も水分が多く存在するのは細胞の中で、特に筋肉の細胞内に多く含まれています。
そのため、男性に比べて筋肉量の少ない女性は、水分の割合が少なくなります。
また、年齢を重ね、筋肉量が減少すると、体内の水分量も減少していきます。

体重に対して、3%以上の水分が減少すると、脱水症診断されます。
体重60kgの場合には、1.8L以上の水分が失われた状態です。
短時間で急激に体重が減少した場合には、脱水が疑われます。

お風呂やサウナに入った後、「体重が1kgも減った!」と喜んだことはありませんでしょうか。
老廃物が出て痩せたと勘違いしている人も多いですが、
痩せたわけではなく、水分が失われて脱水状態になっているのです。
水分補給を行えば、体重はすぐ元に戻ります。

汗の量と成分
炎天下で運動をした場合に汗として失われる水分量は、1時間で1L以上になります。
個人差もありますが、時間が長くなれば、さらに多くの水分が失われます。
そして、汗にはナトリウム(塩分)も含まれます。

通常、汗が皮膚表面に分泌される際、一部のナトリウムは再吸収されています。
しかし、汗の量が多くなるとナトリウムの再吸収が追いつかなくなります。
つまり、汗の量が多いほど、汗中のナトリウム濃度は高くなるのです。
汗をかいたら水分、塩分補給が必須ですが、汗の量が多ければ多いほど、
より多くの塩分を補給しなければいけなくなります。

発汗により失われた水分、塩分の補給が間に合っていない場合には、
脱水が進行し重症化するリスクが高くなります。
十分な水分、塩分補給を行い、これからの夏を乗り切りましょう!