食べることは大切だ

2011年 9月 29日 木曜日

人の身体は食べ物で出来ています(当たり前ですが・・・)、でも分かっているけど食べることっておざなりなりがち    ですよね。たまに羽目を外して暴飲暴食(極端すぎ?!)もいいですが、普段の食事がきちんと出来ていないと    体調を壊す原因にもなりかねません。健康な人は多少の無理もできますからね、やっぱり身体は資本です

 昔の人たちはエアコンもなくても元気に過ごしていました。もちろん今のような温暖化の影響はなかったのですが、 暑い環境で(冬の寒い環境も)過ごせたのには理由があると思います。

前置きが長くなりましたが、今回は薬膳の話です。                              とは言っても、ここでは漢方薬を使っての料理ではなく、普段食べている食材の     組み合わせを少し気をつけるだけで出来ることを紹介したいと思います。                                                                                                    薬膳の考えでは食事から「」が作り出されるとの考えがあり、「気」は生命       エネルギーを司ると言われています (この生命エネルギーは生きるための        すべての源になります)                                             食事を簡単にしてしまうことは作り出される生命エネルギーが少なくなることになります=元気がなくなることになります(だるくなるや食欲がなくなるなど)                           

また、季節ごとに弱くなりやすい器官があるのでその季節に応じた食事や養生が必要との考え方があります。

今年は節電の影響もあり、とても暑い夏を皆様過ごされたと思います。                                                                                 薬膳の考えでは「」は暑く、湿気が多い季節のため胃腸が弱なると            考えられています、身体の熱を取り除き(清熱)、溜まりがちな水分を                 排泄する(利水)食材を食べて身体を涼しくします。                                                       該当する食材はきゅうり・トマト・ナス・すいかなどなど・・・の夏野菜です。     

   

」は乾燥が強くなる季節ため、皮膚や気管支・肺が影響を受けると                                 考えられています。この時期に採れる銀杏・梨・柿や蓮根には乾燥から                              身を守るために皮膚を潤す働き(潤燥)や季節の変わり目に起きやすい            咳を落ち着かせる働き(止咳)があると言われています。                              先になりますが「」は寒さが強まるため、身体が冷え免疫機能が低下します。                                                                     身体を温める食材(生姜、葱、山椒など)、                                                 抵抗力を上げる食材(もち米、牛肉、えびなど)で養生をします。

健康で美味しい食事は生活の中での楽しみの一つになります。                                でも、こんな当たり前のことが出来なくなってしまうこともあります、                                      そのような方へ少しでもお役に立てるように相談業務も行っています。

食事で紫外線対策

2011年 7月 20日 水曜日

 

hizashiこんにちは、Koharuです。                                 暑い日が続いていますが、夏バテなどされていませんでしょうか。

日差しの強いこの時期は、気温とともに紫外線量もピークを迎えています。                  そこで今回は、紫外線食事に関する話題をお伝えします。

紫外線というと心配なのが、肌への影響、特に日焼けは気になります。                    私もこの日差しの中、UVクリームをうっかり塗り忘れて外出した日は、                     数時間で肌が赤くなり、日焼けをしてしまったことがありました。                                         近年のオゾン層の破壊で、地表に届く紫外線量は増加しています。                     晴れの日はもちろん、曇り空の日も、快晴時の60%の紫外線が降りそそいでいますので、      普段の紫外線対策は油断できません。

紫外線を過剰に浴びると、日焼けやシミ、ソバカスなどの色素沈着のほか、肌内部に存在するハリやツヤを保つコラーゲンやエラスチンを傷つけ、しわやたるみ、乾燥を引き起こしやすくします。          また、新しくつくられる細胞にもダメージを与えてしまうため、肌トラブルを起こしやすくします。

では、日常の紫外線対策はどんなことが必要でしょうか?・・・                                    まず、体の外側からの対策です。UVクリームをしっかり塗り、日傘、衣類、サングラスなどで肌をガードすれば、ある程度まで紫外線のダメージは抑えられます。                                  

そしてもう1つは、らの対策も大切なポイントです。                                    食事によって、紫外線から受けたダメージを抑え、受ける前の紫外線ダメージを             ある程度まで抑えることができます。

紫外線が皮膚にあたると、肌の内部には活性酸素が発生します。この活性酸素によって、色素細胞のメラノサイトの働きが活性化され、色素沈着を促進させます。

このように発生した活性酸素を消去する働きをしてくれるのが、ビタミンC、ビタミンA(カロテノイド)、ビタミンEなどの酸化ビタミンす。                                                                         ビタミンCはレモン、オレンジ、グレープフルーツ等の柑橘類のほか、キウイフルーツやいちごなどの果物、トマト、ブロッコリー、芋類(さつま芋、ジャガイモ)にも多く含まれています。           メラニン色素を作る働きをビタミンCがブロックしますので、日焼けによる色素沈着を抑えることができます。                                                                                     ビタミンAは、レバー、うなぎ、卵黄などに多く、ビタミンAの前駆体であるβ‐カロテンは、緑黄色野菜(かぼちゃ、にんじん、ほうれん草、小松菜、ブロッコリー等)に多く含まれています。         抗酸化作用と肌の免疫機能を高める働きがありますので、紫外線から受けたダメージの修復を助けます。                                                                                       ビタミンEは、アーモンドなどのナッツ類、植物油、アボカド、かぼちゃに多く含まれ、強い抗酸化作用のあるビタミンです。末梢の血液循環を良くして、肌の新陳代謝を高める働きがあります。

tomato

その他にも、トマトやスイカに多く含まれる赤色色素の「リコピン」、                           鮭、いくら、カニ、エビに多く含まれる色素成分「アスタキサンチンにも         抗酸化作用があり、メラニン色素の生成を抑える働きがあります。

 

太陽の光をいっぱいに浴びて成長した野菜や果物、光合成によって成長した藻類を食べた魚介類には、紫外線から細胞を守るしくみが備わっています。このような食べ物を摂り入れることで、人間もその働きを体の中にとり入れることができます。野菜

紫外線が気になるこの季節、赤、緑、黄色の濃い野菜や果物、魚介類などを食べるように心がけて、体の内側からも紫外線対策をとり入れてみませんか。

あじさいが見頃ですね。

2011年 6月 22日 水曜日

あじさいの季節6月。ツボです。アジサイ

同じ苗木でも花の色がピンクと色とりどりに咲いているあじさいは雨の季節の象徴ですね~。

土壌の酸・アルカリ度合いによって花の色が変わるためアジサイの七変化などと呼ばれています。   素敵です。                                   

                                                

 

今年は早めの梅雨入りで雨や曇り日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。雨は風情もあり『恵みの雨』でもますが夏に向かい気温も上がり始めジメジメとしてきましたね。                                    ツボにとっては気分も晴れず少し体調もすぐれない日が増えやすい時期でもあります。

なるべく 快適に過ごすために食事で一工夫! 『お酢』 を紹介したいと思います。

お酢は古く昔から使用され、日本人には馴染みのある調味料ですよね。                                     実はお酢の起源は『果物についている酵母が発酵し、お酒ができ、それをまた放置したらすっぱくなったもの』のようです。 (そのすっぱさを毒と思わず食べ続けた古代人はすごい野心家だと感心します!)

お酢の魅力としてよく知られているのが疲労回復

エネルギー源であるグリコーゲン(糖分が体内で変化したもので、筋肉や肝臓に蓄えられている)が不足した状態になるものも原因のひとつです。                                                                          疲労回復には体内ですばやく燃焼したエネルギー源に変わる糖分を適度に補給するのが効果的ですが、お酢の主成分『酢酸』を一緒に摂と消耗されたグリコーゲンの再補充(回復)が促進されて疲労回復がさらに早くなるといわれています。

もうひとつ、お酢の主成分 『酢酸』 は体内でクエン酸という物質にも変換され体内でのエネルギー産生に関与しています。特に疲労したときに血中に多くなる乳酸に対してクエン酸を一緒に摂るとまたエネルギー産生に必要な物質となり完全に消費されていくといわれています。

 また疲れているときは食欲がでないことがあります。特にこの時期、湿度が上がり不快な状態が続くとなおさらです。お酢の酸味は味覚や臭覚も刺激して脳の摂食中枢に働きかけるといわれています。唾液の分泌を促し食事も食べやすくなりますね。

                                                                                                                                   酢飯という事で・・・糖分となるご飯とお酢を混ぜてさっそく酢飯を作ってみました!                                      

具が乗っていていかわかりづらいですが酢飯です・・・

鶏肉のさっぱり煮やサイドメニューに酢物や酢ドレッシングでサラダもいいですね。 

酢ばかりのメニューになると飽きてしまいますのでほどほどに。

その他お酢の魅力として・・・

湿度が高いこの季節はカビや細菌の生息しやすくなりますので食材が傷みやすくなります。                                   お弁当に酢飯を使用したり傷みやすい魚などは水で2~3倍くらいに薄めた酢で洗うと腐敗防止になります。

最近の研究では血圧低下、血中脂肪の低下、血糖上昇緩和、内臓脂肪の減少にも期待できるといわれています。

お酢は昔から使われている調味料だけあってメリットは沢山ありますね。

またまたあじさいの話に戻りますが・・・アジサイ2

上に書いたようにあじさいは養分によって色が変わりますが、人間の身体は健康体であれば取り入れた栄養素によって酸やアルカリに大きく傾くことはありません。    

例えば疲れているときにお酢を食べて体内に取り込まれても酸性物質(乳酸など)を分解しアルカリ性に傾けてくれますが、 恒常性といって常に一定のPHに保とうとする働きにより健康を維持しています。

人間の身体は本当に絶妙なバランスで維持されているですね~、身体の中の変化は見えないのでわかりにくいですが・・・

今年の夏はお酢を使って元気に過ごしたいものです。

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