夏痩せと冬太り

2011年 5月 10日 火曜日

こんにちは コタコナツです。                                   あやめ

さわやかな季節になりました♪           

暦の上では立夏を過ぎて初夏ですね。

 今から夏の話をするのも何ですが、夏は痩せるほうですか?それとも太るほうですか?

  

メディカルラインでは、管理栄養士によるダイエット商品をはじめ、スキンケア商品、健康食品に関する相談業務を承っています。

ダイエット商品をご利用頂いているお客様から 『夏はすぐに痩せるけれど、冬はなかなか痩せない』とご相談を受ける事があります。

夏痩せという言葉を聞きますが、夏は痩せやすいのでしょうか?

調べてみますと、

 

  夏は冬よりも基礎代謝(=生命維持に必要なエネルギー)が約10%低くなる

 理由は、

・夏:気温が高く、体温との温度差が小さいため、体温維持に必要な熱を産生するエネルギーが少なくて済む=基礎代謝が低くなる

・冬:気温と体温との温度差が大きい分、体温維持に必要な熱を産生するエネルギーが多大になる=基礎代謝が高くなる。

 

 

夏は冬よりも基礎代謝が10%も低くなるという事は、痩せやすいのではなく、太りやすくなるはずですね!

では、どうして夏に痩せるヒトがいるのでしょう???

暑さからさっぱりしたものを好んで食べたり、食欲が低下し食べる量も少なくなっているからでしょうか。

ならば摂取カロリーが少なくなっているのですから痩せるのは当然!ではあります。

しかし、ちょっと心配な事があります。

食事量が少なくなったり、栄養バランスに偏りが出てくると、基礎代謝といわれる生命維持に必要なエネルギーを下回り、栄養素も足りなくなる可能性が生じてきます。

そうすると、身体は飢餓状態となり、栄養を溜め込もうとし、少ない食事でも生きてゆける様に、更に代謝機能を下げて省エネ状態で活動できるようになると言われています。

同時にエネルギー消費を担う筋肉も減少する可能性があります。

食欲が低下している間は、減量した体重をキープ出来るかもしれないのですが、暑さが去り、食欲が戻ってきた時にどうなるでしょう?

秋冬に向けて気温が低下すれば、身体は体温を下げないように基礎代謝を上昇させると思います。しかし、食事量が少ない事が原因で低下した基礎代謝は、自然には戻りにくいと思われます。

筋肉が減少し、省エネ状態で活動できるようになっている体のままで、食事量が増えたり、それまでのさっぱりとした食事から嗜好が変われば、摂取エネルギーが増加!消費が追いつかなければ脂肪として蓄えられます。

夏痩せできた喜びはつかの間、食欲に任せて食べてしまうと、本来、基礎代謝が高まるはずの冬に『太ってしまう』『痩せにくい』という悩みが生じるかもしれないですね。ビールと奴

 冬太り防止のためには、暑いからといって、そうめんだけで食事を済ませたり、ご飯は食べたくないからと、ビールとおかずだけという食事にしないように、今年の夏の過ごし方を私も気をつけようと思います。

東日本大震災

2011年 4月 14日 木曜日

こんにちは。ピーチです。

先日の東日本大震災、本当に驚きました‥。

 関東近県でも交通事情の混乱があったり、未だに余震が続く日々ですが、皆様なんとか落ち着きましたか?

 

テレビで被災地の映像を見る度に、複雑な思いでした。

自分に何かできることはないか‥。

多くの方が義援金や切電に努めていたことと思います。

 

9日ぶりに救出された方がいましたよね。

水分とお菓子でつないでいたとか。

想像してみました。

おかれた状況にもよると思いますが、もし、そこそこの食材があったら、どんなものを食べたらいいか。

すると、不思議なことに日常業務でダイエットについてアドバイスさせていただいていることと重なる部分があることに気がつきました。

寒い被災地で、体を温めるには‥。

食事をすると、消化などのために内臓が活発に活動します。

栄養分の消化と吸収時には発熱(体温上昇)を伴います。

食事をした後、身体が暖かくなるのはこのためです。

少し難しい用語ですが、この現象を「食事誘発性熱産生(DIT)」といいます。

食事誘発性熱産生でどれくらいエネルギーを消費するかは栄養素の種類によって異なります。

たんぱく質のみを摂取したときは摂取エネルギーの約30%、糖質のみの場合は約6%、脂質のみの場合は約4%。

通常の食事はこれらの混合なので約10%程度エネルギーを消費するといわれています。

つまり、たんぱく質は食事誘発性熱産生が高いので、食後に体が温まりやすいのですね。

ダイエットでも冷えから体を守り、温めることは基礎代謝アップにもつながり大切なことです。

魚1たんぱく質は、炭水化物、脂質と並ぶ三大栄養素の一つで筋肉など私たちの体を作る材料になっているものです。

多く含まれる食品としては肉、魚、卵、大豆、大豆製品などですね。 

ところがダイエットを意識しすぎて、たんぱく質の摂取がおろそかになることがあります。

たんぱく質が不足すると、筋肉量が減少して基礎代謝量が低下し、痩せにくくなることがあります。

 

とはいっても、過剰なたんぱく質摂取は、腎臓に負担がかかったり、脂肪に転換して蓄えられてしまい肥満の原因にもつながります。

適度にしっかり摂るということが大切です。

 

以前から思っていましたが、今回の経験もふまえ、やはり、何をするにしても体が資本だと思います。

 

ダイエットのご相談は勿論、健康面や様々な部分で少しでもお役にたてるサポートをしていけたら‥と思います。

芽吹きの季節

2011年 3月 23日 水曜日

こんにちは!食いしん坊のマブです。2回目の登場です。

菜の花春になると、♪ 菜の花畠に入り日薄れ ♪ー朧月夜

を思い出します。
 弥生月の語源は、草木がいよいよ生い茂る月の「いや生ひ月」が「やよひ」になったそうです。

 そこで今回は、芽吹きの野菜の「スプラウト」とアブラナ科のブロッコリーについてお話しします。
 スプラウトとは種から発芽して3日目くらいの野菜のことです。
最近は、貝割れ大根、アルファルファ、ブロッコリー、そばの芽など、様々の野菜のスプラウトがスーパーで売られています。
もやしは大豆や小豆類の、豆苗(とうみょう)はグリーンピースのスプラウトだとご存知でしたか?ブロッコリースプラウト

 
 スプラウトにはビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。種子の発芽に伴う代謝では、種子のときには存在しなかった成分も新たに合成されます。また、種子に含まれる酵素抑制物質が、発芽することで消滅しかえって酵素の活性を高めると言われています。
 特にブロッコリースプラウトには、フィトケミカル(植物性の化学物質)の1種であるスルフォラファンが豊富に含有(ブロッコリー20倍以上)しています。動物実験ではブロッコリー由来のスルフォラファンは、ガン細胞を抑える酵素を活性化させる働きが、既知のどの物質よりも非常に強いことが認められています。(タラレー教授らの論文等)

 

 ブロッコリーも栄養面では、赤ちゃんのブロッコリースプラウトには負けていません。
スルフォラファン、ビタミンC、βーカロテン、ビタミンB群、ミネラル(リン、カリウム)、第6の栄養素と呼ばれる食物繊維などがたっぷり含まれます。それゆえ、抗酸化作用、血糖値の正常化保持、便秘の改善などの効果が期待できます。またブロッコリーには葉酸が豊富にサラダ含まれ、赤血球の形成を助けるといわれています。右のサラダに使用しているブロッコリーの子房4個には約210μgの葉酸が含有しています。この量を食べると、日本人の成人の推奨量をほぼ摂取できます。推奨量とは、日本人の食事取基準(国民の健康の維持・増進、生活習慣病の予防を目的とした各栄養素の摂取量を示す。)の指標であり、母集団に属するほとんどの人が不足しない摂取量とされています。

 株式会社メディカルライン管理栄養士は、ダイエット食品、健康食品、病者用食品、スキンケア商品の相談の窓口などを承っています。商品に関することは勿論のこと、通常のお食事もアドバイスしています。旬の野菜もアドバイスに取り入れて、ご利用者様の健康と美をサポートしています。 

桜
今回も、菜の花から食べ物の話になりましたが、最後は美しく締めたいと思います。
春といえば「桜」…
 清水へ祇園をよぎる桜月夜こよひ逢うひとみなうつくしきー与謝野晶子

 今年の花見は夜桜でも観に行こうかしら…

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