サプリメントの選び方

2011年 11月 18日 金曜日

こんにちは。せぇです
寒くなってきましたね。
最近の私のお気に入りはホット豆乳です
もともと大豆製品全般があまり得意ではないのですが、
数年ぶりに飲んだ豆乳がなぜかとてもおいしく感じ、すっかりマイブームです。

大豆製品はといえばイソフラボン
 
イソフラボンは、「植物エストロゲン」とも呼ばれ、
更年期障害等への有効性が示唆されています。
 
サプリメントも販売されていますが、
イソフラボンをサプリメントで摂取する場合には注意が必要。
 
   食品に含まれている成分だからサプリメントで摂っても問題ない・・・
   というわけではないんです。 
   イソフラボンサプリメントには、乳がん発症や再発のリスクを高める等、
   有害性を示唆するという報告もあります。
   サプリメントはお手軽に摂取できますが、その分過剰摂取につながりやすいという
   反面があります。

  
今回はサプリメント選びのポイントをご紹介します。
 
最近の新聞には、毎日のようにサプリメントの広告が
掲載されています。
中にはサプリメントで病気が治ると思わせるようなものも
氾濫しているため、しっかりとサプリメントを見分けることが
大切ですね

サプリメントは薬ではない!
サプリメントで病気は治りません。
また、いくらサプリメントを飲んでいても、食事が整っていなければ意味がありません。
サプリメントは、食事で不足している分を補うという考えで利用しましょう。

そのサプリメントが本当に必要か?
例えば・・・毎日納豆を食べている人はイソフラボンのサプリメントは必要ないですよね。
また、「必須アミノ酸」のサプリメントも売られていますが、肉や魚をしっかり食べている人には
不要と考えられます。

エビデンス(科学的根拠)は?
「○○に効く」と言われていても、本当にそれが確かな情報とは限りません。
国立健康・栄養研究所のホームページには、健康食品の有効性・安全性に関する情報が
掲載されています。
一度、ご覧になってみてはいかがでしょうか?

含まれている量は?
ビタミンCは100gあたり12mg以上含まれている場合に、「ビタミンC含有」という表示ができます。
このように、ビタミン等には「含有」という表示ができる基準値が決まっています。
しかし、DHAやイソフラボン等のように基準値が決まっていない栄養成分もあります。
DHA含有と書いてあるのに、実際には数mgしか含まれていないという場合もあります。
含有量をしっかり確認することも重要です。

安全性は?
誤って医薬品の成分が混入していたり、それによって健康被害が現れる場合もあります。
サプリメントを利用する場合には、信頼できるメーカーを選ぶということも大切ですね。

 
メディカルラインでもサプリメントに関するお問合せ対応を行っています。
NR(栄養情報担当者)として正しい情報を提供できるよう努めていきたいです。

食べることは大切だ

2011年 9月 29日 木曜日

人の身体は食べ物で出来ています(当たり前ですが・・・)、でも分かっているけど食べることっておざなりなりがち    ですよね。たまに羽目を外して暴飲暴食(極端すぎ?!)もいいですが、普段の食事がきちんと出来ていないと    体調を壊す原因にもなりかねません。健康な人は多少の無理もできますからね、やっぱり身体は資本です

 昔の人たちはエアコンもなくても元気に過ごしていました。もちろん今のような温暖化の影響はなかったのですが、 暑い環境で(冬の寒い環境も)過ごせたのには理由があると思います。

前置きが長くなりましたが、今回は薬膳の話です。                              とは言っても、ここでは漢方薬を使っての料理ではなく、普段食べている食材の     組み合わせを少し気をつけるだけで出来ることを紹介したいと思います。                                                                                                    薬膳の考えでは食事から「」が作り出されるとの考えがあり、「気」は生命       エネルギーを司ると言われています (この生命エネルギーは生きるための        すべての源になります)                                             食事を簡単にしてしまうことは作り出される生命エネルギーが少なくなることになります=元気がなくなることになります(だるくなるや食欲がなくなるなど)                           

また、季節ごとに弱くなりやすい器官があるのでその季節に応じた食事や養生が必要との考え方があります。

今年は節電の影響もあり、とても暑い夏を皆様過ごされたと思います。                                                                                 薬膳の考えでは「」は暑く、湿気が多い季節のため胃腸が弱なると            考えられています、身体の熱を取り除き(清熱)、溜まりがちな水分を                 排泄する(利水)食材を食べて身体を涼しくします。                                                       該当する食材はきゅうり・トマト・ナス・すいかなどなど・・・の夏野菜です。     

   

」は乾燥が強くなる季節ため、皮膚や気管支・肺が影響を受けると                                 考えられています。この時期に採れる銀杏・梨・柿や蓮根には乾燥から                              身を守るために皮膚を潤す働き(潤燥)や季節の変わり目に起きやすい            咳を落ち着かせる働き(止咳)があると言われています。                              先になりますが「」は寒さが強まるため、身体が冷え免疫機能が低下します。                                                                     身体を温める食材(生姜、葱、山椒など)、                                                 抵抗力を上げる食材(もち米、牛肉、えびなど)で養生をします。

健康で美味しい食事は生活の中での楽しみの一つになります。                                でも、こんな当たり前のことが出来なくなってしまうこともあります、                                      そのような方へ少しでもお役に立てるように相談業務も行っています。

食事で紫外線対策

2011年 7月 20日 水曜日

 

hizashiこんにちは、Koharuです。                                 暑い日が続いていますが、夏バテなどされていませんでしょうか。

日差しの強いこの時期は、気温とともに紫外線量もピークを迎えています。                  そこで今回は、紫外線食事に関する話題をお伝えします。

紫外線というと心配なのが、肌への影響、特に日焼けは気になります。                    私もこの日差しの中、UVクリームをうっかり塗り忘れて外出した日は、                     数時間で肌が赤くなり、日焼けをしてしまったことがありました。                                         近年のオゾン層の破壊で、地表に届く紫外線量は増加しています。                     晴れの日はもちろん、曇り空の日も、快晴時の60%の紫外線が降りそそいでいますので、      普段の紫外線対策は油断できません。

紫外線を過剰に浴びると、日焼けやシミ、ソバカスなどの色素沈着のほか、肌内部に存在するハリやツヤを保つコラーゲンやエラスチンを傷つけ、しわやたるみ、乾燥を引き起こしやすくします。          また、新しくつくられる細胞にもダメージを与えてしまうため、肌トラブルを起こしやすくします。

では、日常の紫外線対策はどんなことが必要でしょうか?・・・                                    まず、体の外側からの対策です。UVクリームをしっかり塗り、日傘、衣類、サングラスなどで肌をガードすれば、ある程度まで紫外線のダメージは抑えられます。                                  

そしてもう1つは、らの対策も大切なポイントです。                                    食事によって、紫外線から受けたダメージを抑え、受ける前の紫外線ダメージを             ある程度まで抑えることができます。

紫外線が皮膚にあたると、肌の内部には活性酸素が発生します。この活性酸素によって、色素細胞のメラノサイトの働きが活性化され、色素沈着を促進させます。

このように発生した活性酸素を消去する働きをしてくれるのが、ビタミンC、ビタミンA(カロテノイド)、ビタミンEなどの酸化ビタミンす。                                                                         ビタミンCはレモン、オレンジ、グレープフルーツ等の柑橘類のほか、キウイフルーツやいちごなどの果物、トマト、ブロッコリー、芋類(さつま芋、ジャガイモ)にも多く含まれています。           メラニン色素を作る働きをビタミンCがブロックしますので、日焼けによる色素沈着を抑えることができます。                                                                                     ビタミンAは、レバー、うなぎ、卵黄などに多く、ビタミンAの前駆体であるβ‐カロテンは、緑黄色野菜(かぼちゃ、にんじん、ほうれん草、小松菜、ブロッコリー等)に多く含まれています。         抗酸化作用と肌の免疫機能を高める働きがありますので、紫外線から受けたダメージの修復を助けます。                                                                                       ビタミンEは、アーモンドなどのナッツ類、植物油、アボカド、かぼちゃに多く含まれ、強い抗酸化作用のあるビタミンです。末梢の血液循環を良くして、肌の新陳代謝を高める働きがあります。

tomato

その他にも、トマトやスイカに多く含まれる赤色色素の「リコピン」、                           鮭、いくら、カニ、エビに多く含まれる色素成分「アスタキサンチンにも         抗酸化作用があり、メラニン色素の生成を抑える働きがあります。

 

太陽の光をいっぱいに浴びて成長した野菜や果物、光合成によって成長した藻類を食べた魚介類には、紫外線から細胞を守るしくみが備わっています。このような食べ物を摂り入れることで、人間もその働きを体の中にとり入れることができます。野菜

紫外線が気になるこの季節、赤、緑、黄色の濃い野菜や果物、魚介類などを食べるように心がけて、体の内側からも紫外線対策をとり入れてみませんか。