食材の旬と見分け方

2021年 3月 24日 水曜日

今月は食材の旬と見分け方についてご紹介します。
皆さんはスーパーや八百屋で食材を選んで買っていますか?
同じ値段で新鮮で美味しい食材が買えたらお得な気分になりますね。
それでは早速紹介していきます♪

 

★キャベツ 旬…年間を通して流通しています。春キャベツの旬は3~5月頃、冬キャベツは1~3月頃。
春キャベツは葉が薄く柔らかい、ふんわりしているものが美味しいです。重いほうがお得感がありますが、芯が太い可能性が高いので、軽いものを選びましょう。
冬キャベツはしっかり巻いているものほど甘いと言われています。 楕円形の形をしていて、持った時にずっしりと重いものが良いです。

★トマト 旬…6~8月頃
全体が均一の色の濃い赤色!斑点や傷がついていないものが良いです。ヘタは枯れていないピンとまっすぐ張っているものを選びましょう。おしりの方からヘタに向かって放射線状の白い線のスターマーク(※写真右)があると甘みのあるトマトの証拠です。

★ナス 旬…7~9月頃
ヘタにあるトゲが鋭く、触ると痛いぐらいのものほど新鮮!ハリや弾力、ツヤがあり、色が濃いものが良いです。

★ピーマン 旬…6~8月頃
ハリがあってみずみずしいものを選びましょう。鮮度が落ちて水分が抜けてくるとだんだんシワがより、食感がよくありません。

★きゅうり 旬…6~8月頃
端から端までの太さが均一なものほど良く、ヘタも全体と同じ濃い緑色ものを選びましょう。表面にあるトゲは鋭く、触るとチクチク痛いものほど新鮮です!

★玉ねぎ 旬…年間を通して流通しています。新玉ねぎの旬の時期は産地やブランドによって違います。
皮に傷がなく、乾燥していると新しくて美味しい証拠です。きれいな球体で頭の部分がぎゅっと閉まっているものが良いです。

★じゃがいも 旬…10~11月頃。5~6月頃の初夏には新じゃがが出荷されます。
緑がかっていないもの、芽が出始めていないものを選びましょう。料理に合わせて種類を選ぶと良いです。

★にんじん 旬…10~12月頃
葉がついていたヘタの部分(切り株)が小さい方がにんじんの芯が細く、やわらかくて甘いです。袋に水滴がついていると鮮度が悪い場合があるので、袋入りのにんじんは水滴がついていないものを選びましょう。

★ブロッコリー 旬…11~3月頃
全体的に緑色が濃く、蕾が密集しているものほど新鮮です。黄色の花が咲いたものは古くなっている証拠なので、選ばないようにしましょう。大ぶりなものほど熟度が高く、やわらかくて甘みも強いです。

★アボカド 旬…ほとんどが輸入アボカドで、3~6月頃においしいものが多く出回ります。
すぐに食べる場合は完熟の状態のアボカドを選びましょう。濃い緑色で黒みがかっているもの、やさしく押してみてやや弾力があるものが良いです。ヘタを触るとグラグラする状態が食べ頃です!

私はアボカドが好きでよく買うのですが、いざ食べたら固くて美味しくなかったという残念な経験をしました・・・。
しかし、チェックポイントを知ってからは熟している状態を見分けられるようになり、熟した状態で美味しく食べられるようになりました♪
ぜひ参考にしてみてください(^o^)

 

健康診断でチェック

2021年 2月 17日 水曜日

4月に向けて、健康診断を受ける方も多いと思います。
健康診断は自覚症状で表れにくい生活習慣病などを発見するチャンスでもあります。
改めて主な血液検査結果の項目とその見方をご紹介します。
また、項目や数値の基準は、健診を受ける医療機関や個人の生活や状態によっても変わります。
基準値以内でないと必ずしも異常というわけではないので、健康状態の目安として参考にしてください。
肝臓系
・アルブミン
肝臓で生成され、主に栄養状態の指標として用いられます。
栄養不足や肝障害により値が低下します。

 

腎臓系
・BUN(尿素窒素)
腎臓の排泄機能が低下することで、尿素窒素が尿中に排出されず血液中に増加してしまいます。
値が高いと腎機能障害など、値が低いと低栄養などが疑われます。
糖代謝系
・HbA1c
血液中のヘモグロビンのうち、ブドウ糖が結合したヘモグロビンの割合です。
血糖値の高い状態(血液中に余っている糖が多い)だと、ヘモグロビンに結合するブドウ糖の量が多くなるのでHbA1cは高くなります。
過去1~2ヶ月の血糖値を反映するので、検査当日の食事の影響は受けません。
基準値よりも高い場合は糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞のリスクが高まります。

 

血球系
・白血球(WBC)
免疫に関係する細胞で、体内に入った異物を排除する役割があります。
基準値よりも高いと、炎症が起きていたり病原菌が体内に侵入している可能性があります。
基準値よりも低いと、白血病などの血液の病気や感染症を起こしやすくなる可能性があります。

・赤血球(RBC)
ヘモグロビンを通じて、体内の組織へ酸素を運ぶ役割をします。
 基準値よりも低いときは貧血の疑いがあります。

 

あくまで一例ですので、要観察や要再検査の判定が出た場合は、医師の指導に従って適切に対応する必要があります。

健診結果をよく確認し、健康を保ちましょう!

 

七草粥で体をリセット!

2021年 1月 4日 月曜日

あけましておめでとうございます!!
今年は帰省ができず、自宅でのんびりお正月を過ごした方が多くいらっしゃったのではないでしょうか?

年末年始とついつい美味しいものを食べすぎてしまいますよね。

今月のブログは、なんだか胃が疲れ気味~なんて方に、是非食べていただきたい「七草粥」について紹介したいと思います。

 

日本には、正月行事の締めくくりとして1月7日に「七草粥」を食べる習慣があります。
七草粥は「春の七草」と呼ばれる食材を入れたお粥のことです。
子供の頃、春の七草を一生懸命覚えた記憶がありますよね。
七草粥を食べることで、1年間の無病息災への祈りを込める意味があります。


<七草粥の歴史>

七草粥の歴史はとても古く、平安時代から宮中行事として行われていたようです。
無病息災を祈って邪気を除く節目となる季節の変わり目のことを「節句」と言います。
節句は1年で5回あり、1月7日も「人日(じんじつ)の節句」と呼ばれる節句のひとつです。

中国では、人日の節句に7種類の野菜をいれた熱いとろみのある汁物を食べて無病息災や立身出世を祈ったそうです。
また、日本では雪の間から芽を出した草を摘む「若菜摘み」という行事がありました。
中国と日本の文化が合わさって、人日の節句に七草の入った粥を食べる風習が生まれたと言われています。
江戸時代、幕府では七草粥を食べることが公式行事とされ、庶民の間にも広まったと考えられています。

 

<七草の種類>

それぞれの持つ意味と、主な効果についてご紹介します。

•芹(せり)=「競争ごとや勝負ごとに“競り”勝つ」
効果:血液量を増やす(鉄分が多いため)、解熱効果、整腸作用、利尿作用、食欲増進、血圧降下作用など

•薺(なずな)=「なでることで汚れをはらう」
別名をペンペングサといいます。
効果:利尿作用、解毒作用、止血作用、胃腸を整える、むくみ解消など

•御形(ごぎょう)=「仏さま」
ハハコグサとも言われ、若い葉や茎を食べることが出来ます。
効果:痰、咳、のどの痛みの緩和など

•繁縷(はこべら)=「繁栄がはびこる」
ハコベとも言われます。
効果:胃炎、歯槽膿漏の改善など

•仏の座(ほとけのざ)=「仏さまがゆったり座っていること」
一般的にコオニタビラコと言われ、若葉が食用とされています。
効果:食欲増進、歯痛の緩和など

•菘(すずな)=「神を呼ぶ鈴」
いわゆるカブのことで、主に葉の部分がすずなとして七草に数えられています。
効果:消化促進など

•蘿蔔(すずしろ)=「汚れのない清白」
大根のことです。
効果:消化促進、風邪予防、美肌効果など

 

このように、七草には体にいい効果がたくさんあります。
そんな七草を使った「七草粥」は、お正月で不足しがちな
ビタミンの補給ができ、疲れている胃腸にも優しい食べ物
ということができます。

今は炊飯器で簡単に作れるレシピもあるので、ご自宅で無病息災を祈りながら召し上がってみてはいかがですか?

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