秋の味覚【かぼちゃ】

2021年 10月 15日 金曜日

秋の味覚といえば、主役にも脇役にも美味しいかぼちゃを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか!

一般的なかぼちゃは7~8月に収穫し、2~3ヶ月貯蔵すると、美味しい食べごろになります。

さまざまな料理にできる上に、甘味があるので、

子供からお年寄りまで幅広く好まれる食材です。

 

実は、はかぼちゃの品種はとても多く、

大きく【日本かぼちゃ】【西洋かぼちゃ】【ペポかぼちゃ】の3種類に分類されます。

その中でも、目にすることの多い品種を紹介します!

 

【西洋かぼちゃ】

日本かぼちゃと比べると水分が少ないため、

加熱するとホクホクして、甘味が強いのが特徴です。

寒さに強い傾向があり、東北や北海道でよく作られていましたが、

今ではビニールハウスを使い、全国で栽培されています。

炒め物、蒸し物、焼き物、煮物、揚げ物、スイーツなど幅広い調理方法に適しています!

日本のスーパーでよく見かけるかぼちゃの総称が「黒皮栗かぼちゃ」です。

そのなかには「みやこかぼちゃ」「えびすかぼちゃ」「ほっこりえびす」「くりゆたか」などの品種があります。

かぼちゃは大きく、生のままだとかなり硬いので、

切る前に、電子レンジで2分ほど加熱すると切りやすくなります。

手のひらサイズのかわいいミニかぼちゃ「坊ちぼちゃ」は500g程度の品種です。

形や中身は一般的な栗かぼちゃとよく似ています。

電子レンジで丸ごと5~8分加熱するだけでも食べることができます。

★グラタンがお勧めです!

中身をくり抜いて、ひき肉などの具を詰めてチーズをのせ、

オーブンで加熱します。

皮も食べられ、見た目もかわいく出来上がります♪

 

 

【日本かぼちゃ】

西洋かぼちゃと比べると水分が多いため、ねっとりした食感の特徴があります。

煮崩れしにくいので、煮物料理に向いています。

アメリカで人気のかぼちゃ「バターナッツ」

最近は日本でも人気が出ています。

海外から入ってきた品種ですが、植物分類上は日本かぼちゃと同じ仲間です。

細い部分には種がなく、食べられる部分が多くあります。
 バターナッツという由来の通り、ナッツのような風味と

ねっとりした果肉が特徴で、ポタージュに向いています。

 

【ペポかぼちゃ】

ハロウィンで使われる、お化けの顔にくり抜く、

「ハロウィンかぼちゃ」もこの一つです

「ズッキーニ」金糸瓜(そうめんかぼちゃ)」もぺポかぼちゃの一種ですが、

その他の品種は日本ではあまり食用にはならない種類です。

 

「アトランティックジャイアント」という、巨大かぼちゃをテレビやインターネットなどで見たことはありますか?

こちらもペポかぼちゃの一種です。

400kg~800kgの巨大かぼちゃで、主に競技用のかぼちゃとして栽培されております。

おつまみやお菓子に使われるかぼちゃの種は

このぺポかぼちゃが使われることが多いです。

 

【かぼちゃの栄養】

① β‐カロテン
抗酸化作用により疲労回復や免疫力を保つ働きがあります。

必要量に応じて、ビタミンAとなり、目や皮膚、粘膜の健康を保つ働きもあります。

② ビタミンE
末梢血管を広げて、血行を良くする働きがあります。

血行不良による「冷え性」や「肩こり」、「肌荒れ」の改善に役立ちます。

「βカロテン」と「ビタミンE」は、共に脂溶性ビタミンです。

脂溶性ビタミンは、油を使った調理をすることで、効率よく栄養素を摂取できます!

 

栄養たっぷりで見た目も楽しい、秋の味覚「かぼちゃ」。

これからの寒くなる季節に、ホクホクなかぼちゃ料理はいかがでしょうか?

秋の味覚・新米を美味しく味わう秘訣★

2021年 9月 16日 木曜日

爽やかな秋の訪れを感じる頃となりました。

【実りの秋】には、美味しいものが次々と旬を迎え、食欲を刺激します。

実りといえば、日本人の主食でもあるお米を思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

年に1回の収穫のとれたてのお米が【新米】です。

ふっくらとした炊き立てアツアツの新米を想像するだけで、お腹が空いてしまいそうですね(笑)

 

 

 

 

 

 

 

そもそも新米の定義は・・・

 

JAS法で、『収穫した年の12月31日までに包装された玄米または精米』を指します。

産地や品種によりますが、新米は、8月上旬~10月上旬までに収穫され、店頭で販売されるのは、毎年9〜10月頃になります。

地域

品種

出荷時期

北海道

ななつぼし・ゆめぴりか

9月中旬~

青森県 青天の霹靂 9月中旬~

秋田県

あきたこまち・ひとめぼれ 9月下旬~
宮城県 ササニシキ・つや姫 9月中旬~

新潟県・福島県・長野県

コシヒカリ

9月中旬~10月上旬

佐賀県 夢しずく・さがびより 9月中旬~

 

炊飯器でできる!簡単!美味しい新米の炊き方の秘訣★

 

~お米のとぎ方~

①計量したお米を炊飯釜にいれ、お米を覆うほどのたっぷりのお水を注ぎます。

お米は最初に注いだお水を1番に吸収します。そのため、冷たい浄水またはミネラルウォーター(軟水)で行うとより美味しさがアップします♪

②手早く2、3度混ぜたら手早く水を捨てます。

ボールを握るような手で、かき回すように研ぎます。

③優しくお米を研いだら、白く濁った水を捨てます。

②を2、3回繰り返し、水がうっすらとお米が透けて見えるくらいの半透明色になったら、研ぎ終わりです。

~浸漬~

お米に吸水させる作業です。

新米は、柔らかく水を吸収しやすい性質のため、ベチャっとした仕上がりなることがあります。3~5%ほど水を減らして調節するのがおすすめです。

例えば、通常「お米一合(150g)に対し水200cc」のところ、「水190cc」に減らす程度の調整です。

Point★浸水時間は季節で調整しましょう♪

夏場・・・30分

冬場・・・1時間~2時間(2時間以上は吸水率は変わりません)

 

~炊く~

炊飯器で炊くのも良いですが、ふっくら仕上がる鍋炊きもおすすめです♪

  1. 中火で沸騰後さらに2分、加熱します。
  2. 弱火で15分かけ、蓋を開けて、水分が残っていないことを確認します。

Point★水分が残っていたら10~15秒ほど中火をかけて水分を飛ばして、調整します。

③蒸らす

火を止めて、10分間、蒸らします。

 

~炊きあがり後~

炊き立て後は、硬くならないように、できるだけ早くしゃもじでほぐします。完成です!

 

 

 

 

 

 

 

炊き立てのご飯はいかがでしょうか。新米の美味しさに感動する方もいらっしゃると思います。

ぜひ、普段食べているご飯と新米の味比べをして、秋の味覚を楽しんでくださいね♪

 

 

残暑に負けない食生活

2021年 8月 27日 金曜日

今年の夏は雨が多く、蒸し暑い日々が続いていますね。

今回は、残暑に負けないための食生活のポイントを4つご紹介します!

 

ポイント① こまめな水分補給

室内でも知らず知らずのうちに脱水になる可能性があります。

こまめな水分補給を心がけましょう。

 

≪水分補給の種類≫

たくさん汗をかいた際には、水分と同時に塩分も失われています。

熱中症や脱水症かなと思った時には、スポーツドリンクや経口補水液といった、水分と塩分を同時に補給できる飲料がおすすめです。

また、コーヒーや緑茶、紅茶はカフェインが含まれています。カフェインには、尿が出やすくなる作用があるため、脱水対策としての水分補給には、おすすめできません。

 

≪水分補給のタイミング≫

のどが渇く前に、こまめに飲みましょう。

特に高齢者は、のどの渇きを感じにくくなるため、脱水には注意が必要です。

 

ポイント② バランスのよい食事

暑いときは、そうめんやざるそば、アイスやかき氷などが美味しくなりますよね。

さっぱりとして食べやすいメニューではありますが、炭水化物中心になり、ビタミン・ミネラル・たんぱく質が不足しやすくなります・・・。

炭水化物中心の食事が続くと、エネルギー代謝が上手く行えません。その結果、だるさや疲労感などの体調不良に繋がり、熱中症のリスクも上がります。

食事が、糖質に偏らないように、おかずを付けたり、具材をたっぷり加え、バランスの良い食事を目指してみましょう!

例えば、

そうめんに冷しゃぶサラダを付けると、手軽にバランスアップできます♪

お肉の代わりに、サラダチキンやツナ缶を用いると、美味しくいただけますよ!

簡単にビタミンやミネラル、たんぱく質が補えるので、おすすめです。

 

≪夏に摂りたい栄養素≫

・ビタミンB1

糖質からエネルギーを作るために、必要な栄養素です。

疲労回復効果や精神安定作用があります。

多く含む食品:豚肉、豆類、米ぬかや小麦はいが など

 

・たんぱく質

身体(筋肉や皮膚、髪の毛)を作るために、必要な栄養素です。

不足すると筋力が減り、体力が低下して、疲れやすくなります。

多く含む食品:肉、魚、卵、大豆製品、乳製品

 

・クエン酸

疲労回復効果や、ミネラルの吸収を良くする効果、酸味により食欲を増進させる効果があります。

多く含む食品:レモン、梅干し、カシスなど

 

・ビタミンC

暑さなどのストレスで消費されやすくなります。

不足すると疲れやすくなったり、風邪を引きやすくなったりします。

多く含む食品:アセロラ、グァバ、ピーマン、ブロッコリーなど

 

ポイント③ 体の冷やしすぎに注意!

外気温との温度差や、冷房の効きすぎなどによる体の冷やしすぎは自律神経の乱れを招き、体調不良に繋がります。外気温との差は5℃以内にとどめるのがポイントです。

また、冷たいものの食べ過ぎによる胃腸の不調にも気を付けましょう。

 

ポイント④ 適度な運動とリラックス

室内外の温度差などによる自律神経の乱れや、暑さによる疲労で体調が優れないと、熱中症になるリスクが高くなります。

お風呂でゆっくりとリラックスをしたり、適度な運動をしたり、睡眠を十分にとるなど、体調不良に気を付けましょう♪

 

まだまだ暑い日が続きますので、今回は残暑に負けない食生活の4つポイントをご紹介しました。

日常生活の中で、上記のポイントにご留意いただき、元気にお過ごしください!