『~期限』って?

2017年 6月 26日 月曜日

紫陽花の花が鮮やかな季節となりました。

「無料イラスト紫...」の画像検索結果
雨が少ない梅雨だと言われていますが、
湿度が高くてじめじめとした鬱陶しさに
変わりはないですね・・・。「無料イラスト ...」の画像検索結果

梅雨の時期は湿度が高いため、食品にも気を使いませんか?
賞味期限消費期限が切れてる!と冷蔵庫の中の食品を見て、
驚愕することがよくあります。
(我が家では・・・、季節に関係なくなんですけどね・・・)

今回は、賞味期限消費期限使用期限のお話しです。
共通する言葉は『期限』ですが、どのような違いがあるのでしょう?

●賞味期限
日持ちのする食品に設定されている期限です。
容器や袋、キャップを開封せずに指定された保存方法を守った場合に
『品質が変わらず、おいしく食べることができる期限』です。
缶詰やスナック菓子、ペットボトルの飲料などに記載がされています。

「無料イラストス...」の画像検索結果

●消費期限「無料イラスト弁...」の画像検索結果
いたみやすい食品に設定されている期間です。
容器や袋を開封せず、指定された保存方法を守った場合に
『安全に食べられる期限』です。
お弁当や生ものや生菓子などに記載があります。

○使用期限
食品には使用されません。
薬剤や化粧品などに設定されている期間です。
一定範囲の温度で保管し、未開封の場合で使用できる期間です。
3年程度が一般的です。

「無料イラスト薬」の画像検索結果 「無料イラスト化...」の画像検索結果

賞味期限消費期限使用期限はなじみのある言葉ですね。
よく・・・
『賞味期限は切れているけど、消費期限はいつ?』
『賞味期限や消費期限は切れているけど、使用期限はいつ?』
耳にします。
それぞれの期限の意味を理解すると、違和感を感じますよね?

我が家の冷蔵庫内の食品の賞味期限や消費期限で驚愕したところから
話しを膨らませてみました。

食中毒

2017年 5月 24日 水曜日

一気に暑くなり、5月とは思えないような気温が続いています。                         このまま夏本番といきたいところですが、その前にジメジメした梅雨の季節がやってきます・・。    高温多湿の時期は、細菌の繁殖に適しているため、食べ物の衛生管理にも注意が必要です。

そこで、今回は食中毒についてお話したいと思います。  

腸炎ビブリオ

お刺身など生の魚介類によって起こります。                                 生の魚介類を調理した後に調理器具や手に菌が付いていると                二次汚染を起こすこともあります。                                         また、他の菌に比べて2倍以上の早さで増殖します。

≪潜伏期間≫ 8~24時間。                                           短いと、2~3時間で発症する場合もあります。

≪主な症状≫ 激しい腹痛、水様性の下痢、発熱、嘔吐が見られます。

≪対策≫ 60℃、10分の加熱でほとんどの菌は死滅します。                         塩分が存在する環境を好むため、魚介類は新鮮なものでも調理前に流水でしっかり洗って             菌を洗い流すのが有効です。                                            菌の増殖を抑えるために短時間でも冷蔵庫で保管することも大切です。                    魚介類専用のまな板を使用し、洗剤でよく洗い熱湯やキッチン用の漂白剤で消毒して                 二次感染を防ぎましょう

ウエルシュ菌

カレーやシチュー、煮物など食肉類、魚介類、野菜が              含まれた加熱食品によって起こります。                      室温での一晩放置加熱後の長時間(2時間以上)放置、              不十分な再加熱が原因となります。

酸素がない所を好んで増殖します。                                        ところで、一般的な菌は熱に弱いので加熱が有効ですが、                          残念ながらウエルシュ菌は熱に強い特性です。                                             どのようにして加熱に耐えるかというと・・                          居心地が悪い環境になると、菌は自身を殻で覆い、                              「芽胞」と呼ばれる形に変化して生き残るんです。                     なんと100℃、1時間の加熱でも死滅しません。                           加熱に耐えて生き残った菌は、食品の温度が45℃程度まで下がると                      芽胞から元の菌体に戻って再び増殖します。                                              そして、菌が付着した食品を食べると腸内で『エンテロトキシン』という                    毒素が生産されて下痢などの症状を引き起こします。

煮込み料理は一晩寝かせたほうが美味しいと言われますが、                            実は食中毒になる可能性が高いのです。

≪潜伏期間≫ 6~18時間(平均10時間)

≪主な症状≫ 主な症状は下痢、腹痛。嘔吐や発熱はないことが多いです。

≪対策≫   なるべく調理後はすぐに食べるようにしましょう。                      常温での放置は、避けるのが先決です。                                      冷却は、粗熱をとり速やかに冷やすようにしましょう。(10℃以下が理想です)
一度、芽胞を作ってしまうと加熱しても死滅しません。                             よくかき混ぜて鍋底にも空気を入れて加熱しましょう。                            再加熱の時もよくかき混ぜて十分に沸騰させましょう。                             保存は、小分けにすると早く冷やせて空気に触れる表面積が広くなるため、              増殖を防ぐことができます。

腸管出血性大腸菌

生や加熱不足の肉、生野菜などによって起こります。                            実は、大腸菌のほとんどは無害ですが、中には激しい下痢を起こす         病原性大腸菌と呼ばれるものがあります。

その中で、腸管でベロ毒素という出血性下痢を起こす                      毒素を作るものが「腸管出血性大腸菌」です。                                                  一度は聞いたことがある人も多いO-157が代表的です。                                他の菌に比べて感染力や毒性が非常に強いことが特徴です。                          重症化すると溶血性尿毒症症候群(HUS)を起こし、腎臓や脳に大きな障害が出ることもあります。

≪潜伏期間≫ 2~8日と長いです。

≪主な症状≫ 初めは、風邪のような症状ですが、その後、強い腹痛や下痢、血便が起こります。        熱が出ることは少ないです。

≪対策≫ 熱に弱く75℃、1分以上の加熱で菌は死滅します。                               ハンバーグなどは、中までしっかり火を通しましょう。                             調理の時は、食肉類が他の食品に触れないよう調理器具や保存容器を分けることも有効です。

以上、3種類の菌についてお伝えしました。

食中毒は、実際に家庭でも発生しています。

食中毒予防の3原則は、食中毒菌を「付けない、増やさない、やっつける」です。

3つの方法で実践できます。                                                 ・付けない手洗いや調理器具の洗浄を十分に行う                                 ・増やさない低温(10℃以下)で保存する                                     ・やっつける加熱する(75℃、1分以上)

それから、見落としがちなのがふきんスポンジです。                           菌が増殖しやすいので使用したらすぐに洗剤と流水で洗ってよく乾燥させましょう。                      台所用漂白剤に一晩漬け込むとさらに効果的です。                                   これからの時期、食中毒にならないよう家庭での調理にも気を付けて過ごしていきたいですね。

 

 

 

 

2017年 4月 26日 水曜日

まだ4月だというのに、
先日、東京では4日連続の夏日となりました。

暑くなるとビールを飲みたくなりますよね。
気温が上がれば上がるほど、
ビールの売り上げは伸びるようです。
今年の夏も全国的に厳しい暑さになるという
予報が出ています。
私のビール消費量も増えそうな予感がしています・・・

さて、今回はアルコールと水の関係です。

お酒を飲むと、トイレが近くなりませんか?
これはアルコールの利尿作用によるものです。
アルコールは抗利尿ホルモン(ADH、バソプレッシン)の分泌を抑制します。

抗利尿ホルモンとは、脳下垂体後葉から分泌されるホルモンです。
名前のとおり、利尿を妨げます。
抗利尿ホルモンが分泌されると、腎臓での水の再吸収を促進することで、
体内に水分を溜め込みます。
飲酒によりこのホルモンが分泌されなくなると、トイレが近くなります。

次にアルコールの排泄です。
アルコールはアセトアルデヒドを経て、酢酸に代謝されます。
ただし、摂取したアルコール全てが
酢酸に代謝される訳ではありません。

飲酒者の尿中アルコール、アセトアルデヒド濃度は、
健常者よりも高いというデータがあり、
一部はアルコール、もしくは、アルデヒドのまま
尿中へ排泄されていることがわかります。

お酒を飲むとトイレが近くなりますが、
その方が、尿としてアルコールを排泄できるんです。
しかし、水分を十分に補給しなければ脱水が進行します。

それでは、脱水になっている場合にはどうなるのでしょうか?
身体の水分が不足すると、腎臓で水分の再吸収が行われ、尿量が少なくなります。
そうすると、尿中に排泄されるアルコールの量も少なくなります。
つまり、水分を十分に摂取した方が、アルコールやアルデヒドの排泄も促進できるんです。

.
.  脱水予防のためにも、
.  アルコールの排泄を促進するためにも、
.  お酒を飲む時には、水も一緒に飲むことが大切!
.  目安はお酒と同じ量の水分です!

メディカルコミュニケーター
メディカルコミュニケーター

公式Facebook

検索

カレンダー

2024年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

最近の投稿

カテゴリー