基本的なスキンケア

2015年 4月 30日 木曜日

皆さま、いかがお過ごしでしょうか?                                        
ゴールデンウィークとなりました。                                          さまざまな予定を立てている方も多いのではないでしょうか?
天候にも恵まれるようですし、お出かけも楽しめそうですね。
さて、今回はスキンケアの正しい手順と方法をお話しします!

まずは洗顔です。
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洗顔のポイントは、泡でやさしく包み込むようにことと
洗顔料をしっかり洗い流すことです。
①最初に綺麗に手を洗います
※手が汚れていると洗顔料が泡立ちません。
ぬるま湯顔を濡らします
③洗顔料を適量、手に取りしっかり泡立てます。
市販の泡立てネットを使用すると簡単に、しっかりした泡が出来上がります。クリックすると新しいウィンドウで開きます
また、泡状に出てくる洗顔料もお勧めです。
しっかり泡立てることで、泡が汚れを包み込みます
クッションの役割もするので、肌への刺激も少なくてすみます。
④泡を顔にのせます。
汚れを泡で包み込むようにやさしく洗います。
※ゴシゴシ洗うことはやめましょう!
ぬるま湯で、泡をしっかり流しましょう。
生え際や顎から首にかけてはすぎ残しが多く見られる箇所です。
しっかり洗顔料を洗い流しましょう!
清潔なタオルで押さえるように水分をふき取ります。

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洗顔後は、肌のお手入れを速やかに行いましょう!
基本的なお手入れ、化粧水と乳液またはクリームです。
化粧水を手のひらまたはコットンにとり、顔と首になじませますクリックすると新しいウィンドウで開きます
手のひら全体で、おさえて肌になじませましょう!
乳液またはクリームを顔全体と首になじませて下さい。
※目の周りは皮膚がとても薄い箇所です。
刺激にならないよう、やさしく押さえるようになじませましょう。

スペシャルケアとして、美容液やアイクリームなどを使用されるのもお勧めです。
美容液はメーカーや目的によって使用するタイミングが異なります。
説明書を確認し、メーカーの使用方法に合わせてご使用ください。

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夜のお手入れでは、お化粧をされている場合には
メイクを落としてから上記の手順を行ってください。

だんだんと暑くなり、乳液やクリームは使用したくないと
思う方もいるようですがそれはNGです。
夏場でも化粧水の後には必ず、乳液やクリームを使用してください。
化粧水で潤いを与えた後は、肌に薄く膜を作り水分が逃げ出すことを防ぐ必要があります。
油っぽいのは、どうも苦手・・・という方でも油分が少ない製品を選んだり、
つけた後に軽くティッシュで押さえて余分な油分を取ることで解決できます。
ぜひ、実践してください。クリックすると新しいウィンドウで開きます

肌には水分も油分も必要です。
油分が足りていない場合、補おうとして皮脂が分泌され結果的には
過剰な状態を作り出してしまいます。
適度な油分を補うことで、肌の水分量も皮脂量の適度に保たれます

そして、最後に・・・

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紫外線も気になる季節です。
お肌を整えた後は紫外線対策として、UVケアもしてくださいね!
外にいる時間が長い方はもちろん、外出をあまりされない方でも
日焼け止めクリームを使用しましょう。
家の中で窓越しに日焼をすることも考えられます。
対策をしてくださいね!

今回は、スキンケアの基本的な手順を案内させていただきました。
皆さまが、素敵なゴールデンウィークを過ごせますように!

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次回の内容は未定です!
どんな内容になるか、楽しみにしていてくださいね!

下痢や嘔吐で脱水状態になったら・・・ ~その2~

2015年 3月 18日 水曜日

春の足音が少しではありますが、聞こえてくるような気がします。                                               皆さま、いかがお過ごしでしょうか?クリックすると新しいウィンドウで開きます

さて今回は、『手作り経口補水液はお勧めできない!』をお話します。


インターネットなどで検索すると、手作りの経口補水液 の作り方が                                                   紹介されているものを多く見受けます。


簡単に作れるような印象を受けるため、実際に利用されている方も いると思いますが・・・お勧めできません。クリックすると新しいウィンドウで開きます


家庭で作る場合、衛生的に作ったと思ってもなかなかそうはいきません。
空気中には雑菌が存在しており、作っているときに落下菌が 混入する可能性が非常に高いです。
また、器具をきれいに洗浄しても雑菌は残っている状態です。
そして、手指をきれいに洗ったと思っていても、菌が全く無い状態は                       作り出せません。

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衛生面でもうひとつ懸念されることがあります。                            1L作るため、飲みきらずに保管することになります。                                                                       手作り経口補水液を作った時に混入した雑菌は、時間の経過とともに                   繁殖をします。

もともとが体調不良の方が飲むことが前提の飲料ですので、                        衛生面のリスクが高まることは問題です。

では、成分は過不足ないのでしょうか?
脱水時にはカリウムなども失うため補給しなければなりません。
カリウムを補うためにレモンやオレンジ等の果汁を加える方法も                     紹介されていますが、脱水時に必要となる量を確保することは出来ません。クリックすると新しいウィンドウで開きます

吸収を速く行うためには、一定量のブドウ糖が必要です。                                手作り経口補水液では、ブドウ糖の代用で砂糖を使用します。
必要なブドウ糖を確保するためには、ブドウ糖の倍量の                             砂糖を入れなくてはいけません。
そのため、実際に飲むとかなり甘く感じる出来上がりになります。

重量を厳密に量ることも、とても重要です。
適当に計量するとブドウ糖とナトリウムのモル比が                                                                  崩れてしまいます。                                                                                                             モル比が崩れると吸収は速く行えません。

クリックすると新しいウィンドウで開きますすばやく水分と塩分補給ができないと脱水が進行してしまいます。

と、いうことで・・・。

市販の経口補水液を飲む!という選択をしてください。

どうしても市販の経口補水液が手に入らないときなど                                               緊急時に手作を活用してください。

2回にわたって、脱水状態の水分補給のお話をさせていただきました。

次回の内容は・・・未定です。

どんな内容になるか、楽しみにしていてくださいね!クリックすると新しいウィンドウで開きます

下痢や嘔吐で脱水状態になったら・・・

2015年 2月 5日 木曜日

立春を過ぎたというのに、寒い日が続いています。
本当のまでは、まだまだなのでしょうか?

寒くなり体調を崩されている方も多くいらっしゃるようです。
インフルエンザやノロウィルスなどに罹られた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

女性の看護師さんのイラスト素材
インフルエンザやウィルス性胃腸炎に罹り
発熱、下痢や嘔吐の症状がある時は脱水の危険が高まります。
脱水状態時には、水分補給がとても大切です。

今回は、脱水時の水分補給についてお話します。

発熱、下痢や嘔吐や食事摂取量が低下があるときは水分と塩分をたくさん失います。
水分と塩分を失うと脱水になります。
すばやく失った水分と塩分を補給しなければ、脱水はどんどん進行してしまいます。

水分補給と聞くと、皆さんは水やお茶を飲むことが良いと思っていませんか?

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脱水の時に水やお茶などで水分補給をしても、塩分が補給されないため
体液が薄まってしまいます。
人間の身体は、体液を一定の濃さに保つ働きを持っています。
そのため、たくさん水を飲み体液が薄 まると、余分な水分を排泄
体液の濃さを保とうとします。
結果として、補充した水分を排泄してしまうため、
脱水の改善には結びつかない状況となってしまいます。

水分と一緒に塩分を摂らなければいけません。

そこで、梅干を一緒に食べるといいとか水に塩を加えたほうがいいとか
様々な方法がありますね。

 

この対応方法は正しいのでしょうか?

確かに塩分を一緒に補給するという意味では合っていると思います。
ただし、脱水のときはすばやく水分と塩分を補給することが大切です。

水分と塩分だけでは吸収は速く行われません。

ブドウ糖の存在が必要です。

口から飲んだ水や塩分は腸管から吸収されます。      
腸管からの吸収を速くするためには、大切な条件があります。クリックすると新しいウィンドウで開きます

ナトリウムとブドウ糖がある一定のモル比(※注)であると腸管からの吸収が速くなります。

※注 各成分の量をモル数で表したものの割合。
      モル:物質量の単位
              物質の分子量の数字にグラムをつけた質量に含まれる物質量が1 モル。
              例えば酸素分子の分子量は 32.0 なので、1モ
ルの酸素分子は 32.0 g

 
そのバランスに合わせて飲料を作ると、結果的に浸透圧が体液より低くなります。
吸収に関して浸透圧の低さだけに拘ってしまう方が多いようです。
実は、腸管からの水分と塩分の吸収の速さは浸透圧だけが
関係しているわけではないんですね!

では、実際に脱水の危険がある、すでに脱水状態になっているときは
何を飲むのがいいのでしょう?
そこでお勧めなのが、市販されている経口補水液です。

 
塩分が含まれているだけでなく、ブドウ糖も含まれており、吸収が速く行えるよう
成分のバランスを調整しています。

日常の水分補給であれば、スポーツ飲料などでも十分に対応できますが
脱水状態の時には経口補水液のほうが適しています。
塩分だけを加えたり、糖類が多く含まれていては吸収は速く行われません。
上記のことから脱水状態に適した飲料は、市販の経口補水液です。

脱水の危険があるとき、脱水状態になったときは市販の経口補水液
早め早めに飲みましょう

他の飲料に比べて塩分の濃度が高 いため
高血圧や腎疾患、心疾患がある方は主治医に相談のうえ
飲用いただくことをお勧めします。

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また、嘔気があるときは一度にたくさん飲むと
刺激となり吐いてしまいます。
少しずつ、様子を見ながら飲みましょう。

インターネットで手作りの経口補水液をよく見かけますが
実はお勧めできない!その理由を次回はお話します。