フィトケミカルってご存知ですか?

2010年 7月 9日 金曜日

皆さま、はじめまして。はっちです(^-^)

管理栄養士ブログも今回で4回目となりました。みんな話題が豊富で楽しませてもらってますegao

先日梅雨入りしてしまいましたね・・azisai蒸し暑い日が続きますが夏本番にむけて今から体調管理もしっかりしておきたいですねkaeru

体調管理といえば、疲れをためないとか睡眠をたっぷりとるとかあると思いますがやっぱり、きちんと食べることも大切ですよね。もちろん、食べすぎてメタボ診断にひっかかってしまってもダメですが・・。

ちなみに、メディカルラインでは管理栄養士が保険組合など向けに特定保健指導も行っていて健康管理のお手伝いをさせていただいています!

さて、今回は食品の色や香りに含まれている成分についてちょこっと情報です。yoroshiku

たんぱく質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラルは食品の5大栄養素として知られていますが、実は、この他に第6の栄養素といわれる「非栄養素」があることをご存知ですか? この成分、最近注目されていて別名「フィトケミカル」とも呼ばれています。

この「フィトケミカル」のフィトって何?gimonnと疑問に思って調べてみたところ・・ 「フィト(phyto)」はギリシャ語で植物のことを言うそうです。つまり、植物から得られる化学物質のことで苦味成分や色素、香りに含まれる成分です。植物って過酷な環境でも耐えられるように自ら化学物質を作っていたんですねkaeru2 

さて、この「フィトケミカル」ですが実はたくさんの種類があります。その中でも今回は代表的な成分「ポリフェノール」についてご紹介します。 実はみなさんにも馴染みのあるカテキン、アントシアニン、フラボノイドなどはみんなポリフェノールの仲間なんです。                                   

カテキン:リョクチャimages

お茶、リンゴなどに多く含まれます。殺菌作用、血中コレステロールの低下、高血圧予防の効果が期待できます。私たちにもなじみの深い「茶カテキン」は、脂質の燃焼を促進する働きがあるので「体脂肪がつきにくい食品」としてトクホの関与成分になっています。

アントシアニン:ブドウimages

ブドウの皮やブルーベリーなどの赤紫色をしたものに多く含まれている色素成分です。赤ワインには、抗酸化作用が高く、動脈硬化などの心疾患の予防に繋がっているという研究も報告されているようです。実際に、赤ワインの消費量が多いフランス人は、肉やバターをたくさん食べるのに心疾患が少ないそうです。

フラボノイド:ダイズimages

大豆や大豆加工品(豆腐、納豆など)に含まれます。大豆に含まれる大豆イソフラボンはエストロゲン(女性ホルモン)と同様の働きをするため、アンチエイジングの視点からも注目されています。骨からカルシウムが溶け出すことを抑える働きがあるので「骨の健康が気になる方に適する食品」としてトクホの関与成分になっています。

食品には健康に良い成分が含まれていますが、その食品だけをたくさん摂るのではなく、いろいろな種類の食品をとることが大切なのでぜひ、みなさんも心がけてくださいねusagi

夏にむけてお仕事も忙しくなりつつあるので、私もしっかりと健康管理をしてがんばりますapani48158d1a87bad

ホームパーティー♪♪

2010年 6月 9日 水曜日

みなさま はじめましてshineせぇですカエルbyebye

日に日に暑くなり、夏が近づいてきたぁ!! という感じですねさんの絵文字

これからの時期、気をつけなければいけないのが熱中症。
まだ身体が暑さに慣れていないため、急に暑くなった日には注意が必要です。

汗をかくと水分とともにナトリウムも失われます。
夏場、特に汗をたくさんかく時の水分補給としては、ナトリウムを含む スポーツドリンク 経口補水液 がオススメです{name} by {username}
こまめな水分補給を行い、熱中症を予防しましょう。

さて私事ですが…最近結婚しまして、友達から結婚祝いに圧力鍋をもらいました{name} by {username}
なので、その圧力鍋を使った料理で ホームパーティーさんの絵文字を開催{name} by {username}
  
女4人でガールズトークheart04お昼から始めたのに気がつけば真っ暗ほしぞら
時間がたつのはあっという間でした。
 DSC00304  
    
   メニューは
      ホットサンド
       ビーフシチュー
       サラダ
       ピクルス       などなど
     
     
     
 20100307122501
   
    
   ホットサンドはミッキーの模様です{name} by {username}

完全に食べ過ぎた感がありましたが、実際どの位のエネルギーだったのか計算してみましたひらめき by yuupan.
 
   ざっと計算して1人分は・・・ 1150kcal

さらに、このあとデザート 350kcal  {name} by {username}  (プリン&紅茶のシフォンケーキ&リンゴのコンポートの盛り合わせ) も食べたので・・・

   トータルで  1500kcal  を摂取したようです。

目を疑いたくなる数字ですね{name} by {username}

では20歳代女性の必要エネルギー量ってどのくらいかご存知ですか{name} by {username}
 
それは『食事摂取基準』の中に示されています。
『食事摂取基準』・・・初めて聞いた方もいるかもしれませんが、栄養士なら知ってて当然。
 
簡単に言うと、それぞれの栄養素がどれ位必要か、どれ位摂りすぎたら問題あるか等の基準を示したものです。

 
07292010image_img
この『食事摂取基準』は5年に1度改訂されるんです。
今年はちょうどその改訂の年。
 
『日本人の食事摂取基準(2010年版)』
として厚生労働省から発表されました。
 
今回の改訂では大きな変更はありませんが、管理栄養士として、NRとして、新しい情報についていくためにただ今必死に勉強中ですsweat01 

 
話を元に戻しまして、食事摂取基準の中の20歳代女性のエネルギー必要量を見てみると・・・

   1950kcal/日

ホームパーティーの時には、1食で1日分に近いエネルギーを摂取してしまったようです{name} by {username}
こんな生活を毎日続けていたら、完全に太りますよねwobbly

ですが食事摂取基準に示されている 『1950kcal』 は毎日必ず1950kcal摂取しなければいけないというものではなく、 だいたい1ヶ月間の平均がその値に近づくように 摂取しましょうというものなんです。
(毎日1950kcalきっちり摂取できればそれに越したことはないですが・・・)

時には食べ過ぎてしまうこともあるかと思いますが、 食べ過ぎたと感じたら、
その後の食事をちょっと控える
といったように調整することが大切です。
(もちろん食べ過ぎないよう気をつけることも重要です{name} by {username}

しかし、適量を食べるというのはなかなか難しいですね。
メディカルラインでは、食品メーカー様から利用者向けサービスの一環として痩せたいのに痩せられない方のサポート、ダイエット相談業務も請け負っています。
コールセンターではお客様のダイエットサポートのために、親身に相談にのっている栄養士の声が聞こえてきます{name} by {username}

無題ただ、エネルギーばかりを気にして過度に食事を控えると、ビタミン、ミネラルなどの必要な栄養素が不足してしまいます{name} by {username}
 
あくまでバランスよく食べることが大切ですね{name} by {username}
 
完璧な食材はありません。
色々な種類の食材を組み合わせて食べるよう心がけましょう{name} by {username}

先日、講習会に参加してきました!

2010年 5月 27日 木曜日

DVC00116みなさま、はじめまして!つかちぃです。
かん吉さんの「ロハス」の話、見ててお腹が空きました。
バーベキューが楽しい季節ですよね、機会があればしてみたいものです(^^)

↑できればこんなところで(富士宮の白糸の滝です)

 

今回の内容は「ハーブ」についてです!
メディカルラインの管理栄養士の中には栄養情報担当者(通称「NR」)を
持っている数人がいます(私もその一人です)
毎年6月に試験が行なわれ、現在NR資格を持っている人は全国に4093名。
でも、この資格3年一度更新があるんです・・・(><)
更新条件に研修に参加し単位を修得することとなっています。
日々の業務の中で担当する製品に関する相談をきちんとためにも
勉強は欠かせません。

そのためもあり、前々から興味があった「メディカルハーブ」について
講習会に参加してきました。

みなさま、ハーブと言ったら何を想像しますか?
しかも、「メディカル」が付いています。
・・・薬草?
たぶん日本で言うなら、どくだみとかせんぶりとかでしょうか。

 

メディカルハーブとは、
”疾病の予防、治療などを目的に用いられるハーブ及びその製品を意味するが
 ここではある種の機能を有する植物性食品を含むものとする” (日本メディカルハーブ協会のHPより)
この文章には疾患予防とか治療と書いていますので驚きますが
メディカルハーブ先進国ドイツではハーブを処方薬として疾患の治療に用いられます。
世界共通の定義と考えください。

では前置きが長くなりましたが、ハーブをいくつか紹介します。
garden-konohana_echinacea-purpurea-0910「エキナセア」 ピンクの花がかわいいキク科の植物です。
 アメリカではカゼのひき始めによく用いられるそうです。
 適切に使用すれば安全性の高いハーブです。

↑作用のある品種の一つ「エキナセアパープリア」(画像はネットから借りてきています)

 

「イチョウ」 ぎんなんが生るあの木です。イチョウ科の植物はイチョウ1種のみだそうですDVC00108

 (1種類のみって、すごく珍しいことなんですって! ちなみに画像は鎌倉の鶴岡八幡宮の倒れてしまった大銀杏です)
 血液循環の促進に用いられ海外では薬としても使用されます。
 ただし、成分であるギンコール酸で健康障害を起こした例があるため使用には注意が必要です。

「セントジョーンズワート」 聖ヨハネの草という意味で
 不安の改善に使用されることが多いが、薬との相互作用に注意が必要です
 (薬との相互作用では有名なハーブですよね)

「イブニングプリムローズ」 月見草です。
 種子には抗炎症作用を持つγ-リノレン酸が多く含まれています。
 月経前症候群にも用いられるそうです(マッサージオイルとしても使われることもあります)

DVC00118 ←クラリゼージの苗です。アロマオイルの原料になります。

月見草のオイルと合わせて生理痛のマッサージに使われることがあります(現在、育成中♪)

ハーブによっては薬と同等の作用を持つものもあり、薬への影響を考える必要があります。
実際、服用して健康障害が発生した事故もあります。
海外では薬の扱いでも、日本では食品扱いのハーブもたくさんあるので
セルフケアに使用するには便利であっても条件によっては健康を害することもあります。
私たちの会社では、そうした相談を製薬メーカーさんや食品メーカーさんから請け負っています。
正しい知識を持っている人に相談して使うことをお勧めします。

次回の登場時には「アロマ」のお話をしたいと思います(^^;)