土用の丑の日

2019年 7月 12日 金曜日

これから本格的ながやってますね!

7月といえば七夕や夏祭りなどイベントがたくさんありますね。

毎年土用の丑の日が近づくと、スーパーでも鰻を見ることが多くなりますよね。

今年の土用の丑の日は、7月27日です!

なぜ、土用の丑の日に冬が旬の鰻を食べる習慣ができたのか知っていますか?

土用の丑の日に鰻を食べるようになったのかご紹介します。

 

★「土用の丑の日」★

☆土用はいつ?
立春、立夏、立秋、立冬がありますが、土用はその前の18日間又は19日間の季節の変わり目のことをいいます。
例えば、今年の立秋は8月8日なので、その前の7月20日~8月7日が土用の期間になります。

ちなみに、今年は立春は2月4日、立夏は5月6日は、立冬は11月8日です。

☆丑の日とは・・・
丑は十二支のことをいいますが、干支だけではなく、日にち等を数えることにも使われます。
そのため、12日間周期で『丑の日』がきます。

つまり、土用の丑の日とは、土用の期間にある丑の日のことを言います。

そのため、夏の土用の丑の日が2回ある年もあります。
2019年は7月27日のみですが、2018年は7月20日8月1日の2日間でした。

☆なぜ鰻を食べるのか?
鰻の旬は冬ですが、夏に鰻を見ることが増えすよね。

夏に鰻を食べるようになった理由は、江戸時代の出来事がきっかけとも言われています。

江戸時代、夏に鰻が売れないことに困っていた鰻屋は、平賀源内(ひらがげんない)という学者に相談しました。

江戸時代には、丑の日にのつく食べ物を食べると夏に負けないという風習があり、
平賀源内は「本日、丑の日」という張り紙をするように鰻屋に言いました。

鰻屋が実際に張り紙を張ったところ、大繁盛し、他の店にも広がっていきました。
そのため、「土用の丑の日には鰻を食べる」という習慣が今でも残っているようです。

 

★鰻について

栄養素も豊富に含まれています。

特にビタミンA不飽和脂肪酸EPADHA)という脂質などが豊富です。

脂質が多いので、鰻は体に良くないのではないかと思ってしまうかもしれませんが、鰻にはEPA・DHAという脂質が含まれます。

ビタミンA
→目の網膜の成分の材料などになります。

EPA・DHA
→魚に多く含まれ、血液をサラサラにする働きがあります。
体内では合成されないので、積極的に摂取したい脂質です。

他にも、体内の代謝に関わるビタミンB1ビタミンB2が豊富に含まれ、たんぱく質も含まれます。

 

値段が高いことや、食べる機会が少ないことがあるかもしれませんが、これからの季節にはスーパーにたくさんの鰻が出回ります。

ぜひ、鰻を食べて、夏バテしないようにしましょう!!

睡眠

2019年 6月 11日 火曜日

6月になり梅雨を迎え、本格的に夏が近づいています。
今月は、日々の疲れをリセットし心や体を健康に保つために大切な睡眠について紹介します。

 

 

■睡眠の種類

睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の2種類があります。

レム睡眠は、眠りが浅い状態。
全身の筋肉は緩んでいるのでリラックス状態ですが、このとき脳は活動しています。
記憶の定着や整理がされ、主に夢を見るのもこの間です。
レム睡眠のときに起きるとすっきり目覚められます。
ノンレム睡眠は、眠りが深い状態。
筋肉は働いていますが脳は眠っています。
人が眠るときはこの2種類の睡眠を繰り返しています。

■睡眠の質を高めるには

・適度に運動をする

就寝直前の運動や激しい運動は逆に体を興奮させ睡眠を妨げてしまうので、お勧めはウォーキングやサイクリングなどの有酸素運度です。
ここで大切なことは無理なく習慣付けられることです。

・就寝前のスマートフォンに注意

就寝前にスマートフォンを使用すると脳が興奮状態になり、なかなか寝付けないことがあります。
また、夜更かしの原因ともなるので寝室は暗めに調整して寝床につきましょう。

・朝イチで太陽光を浴びる

太陽光を浴びると体内時計のスイッチが入り、一日の体内リズムを整えます。
そうすると夜の睡眠のタイミングも安定し、快眠につながります。

■食べもので睡眠力UP

・トリプトファン
眠りの準備を整えるために必要なメラトニンの元となるアミノ酸。
トリプトファン⇒セロトニン⇒メラトニンの順でメラトニンが作られる。
幅広く多くの食品に含まれ、特に肉類、魚介類、大豆製品、バナナ、ナッツ類、牛乳、チーズなどに豊富に含まれる。

・GABA
興奮を抑えリラックスさせるはたらきがある。
玄米、トマト、ナスなどの夏野菜、キムチなどの発酵食品、漬物に多く含まれる。

・グリシン
睡眠サイクルを正常にするはたらきのあるアミノ酸の1種
魚介類(ホタテ、エビ、カニ、イカ)の多く含まれる。

自分に合ったよい眠り方の方法を見つけることで快適な睡眠をとりたいですね!

日本茶

2019年 5月 9日 木曜日

 

元号が変わり1回目の投稿です。
令和」もよろしくお願いいたします!

立夏を迎え、日差しに夏を感じることが多くなりました。
新緑がキレイなこの時期は、新茶の美味しい季節でもあります。
今回は日本茶についてお話しします。

●摘採時期
日本茶は茶摘みの時期によって新茶、一番茶、二番茶、三番茶、秋冬番茶に分けられます。
立春から数えて88日目を八十八夜と言いますが、この頃(4月下旬~5月)に新芽を摘むことを一番茶摘みと言い、この茶葉で作ったものが一番茶(新茶)です。
一番茶は二、三番茶に比べて苦み成分のカテキンや渋み成分のカフェインが少なく、うま味成分のテアニンが多いのが特徴です。

●種類
原料の葉は同じですが、発酵度や発酵方法により種類が異なります。
・不発酵茶(緑茶)・・・煎茶、玉露、ほうじ茶、玄米茶、番茶、抹茶、など
・半発酵茶(青茶)・・・烏龍茶、鉄観音、水仙など
・発酵茶(紅茶)・・・ダージリン、アッサム、ウバなど
・後発酵茶(黒茶)・・・プーアル茶、碁石茶など
日本茶である緑茶にはたくさんの種類があり、葉の蒸し時間や加工の違い、原料となる葉の育て方の違いにより風味が異なってきます。

●日本茶に含まれる成分の働き
カテキン
お茶の渋み成分。
発ガンを抑制する抗酸化作用や脂肪の吸収抑制などの働きがある。
日光にあたると増えるため、二番茶、三番茶に多く含まれる。
カフェイン
お茶の苦み成分。
疲労や眠気を取り除く覚醒作用や利尿促進などの働きがある。
テアニン
お茶のうま味成分。アミノ酸の一種。
脳や神経に働きかけ、リラックスをもたらす働きがある。
フッ素
歯の表面をコーティングし、酸に強い歯を作ると共に、むし歯菌を抑制する働きがある。
ビタミンA、C、E
3つとも抗酸化作用をもつ。
ビタミンCはコラーゲン生成に関わり、皮膚や粘膜を健康に保つ働きがある。
ビタミンEは血行をよくする働きがあり、肌の老化防止にもつながる。
フラボノイド
抗酸化作用や抗菌作用に加え、消臭作用もある。
臭いの強い食事をした後や、朝のうがいにも良い。

日本茶に含まれる成分は、二日酔いや食中毒、ダイエット等にも役立つと言われています。
健康にも良い上、日替わりで種類を楽しんだり、同じ種類で産地ごとに飲み比べてみたり、料理やお菓子作りに用いたりと楽しみ方も色々ありそうですね♪
環境の変化が多い時期ですが、息詰まった時はお茶を飲んでホッと一息つき、この時期を乗り越えましょう!