鍋の季節

2012年 11月 20日 火曜日

11月に入って、すっかり寒くなってきましたね。山の色もだんだん色あせて、寂しくなって行きます。冬がもうそこまで近づいて来ました。

こんな時期にピッタリなのがお鍋です。最近スーパーではバリエーション豊富な鍋の素が売られていて、どれにしようか?と私も迷ってしまいます。私の地元、茨城で鍋と言えばアンコウ が有名です。毎年、アンコウ祭りが行われていてアンコウの吊るし切りや、アンコウ汁の配布があり、沢山の人で賑わいをみせています。

さて、アンコウの水揚げ量日本一は消費量も多い茨城県がNO1かと勝手に()思っておりましたが、調べてみると・・・・・なんと、山口県下関市がNO1でした。ちなみに下関というと、フグというイメージが強いのですが、実際のところ下関はフグの産地というよりは集積地のようです

・・・・・話が横道にそれましたが、アンコウはすべてが海水魚で、そのほとんどが深海魚です。日本では、キアンコウ(ホンアンコウ)とアンコウ(クツアンコウ)が主に食用とされております。体全体が柔軟性に富み、粘りがあります。よって、普通の魚と異なり、かぎで下あごをひっかけてつるし、口から水を注いで魚体を安定させ、皮をはぎ、身や内臓を切り取る、吊るし切りいった独特の方法で解体されます

肝・胃・皮・卵巣・えら・ひれ が食用部位となっており、それらは俗に七つ道具と呼ばれ、背~顎骨と眼球を除き、余すところなく消費されます。あんこうは魚介類の中でも非常にカロリーの低い種類で、特に白身の部分は脂質が少なくヘルシーです。アンコウの身にはビタミンB12B1ナイアシン等のビタミンBが多く含まれ皮膚や粘膜の健康維持、そして貧血予防に良いとされております。皮の部分には、お肌をぷりぷりにしてくれるコラーゲンが多く含まれていますので、女性にはウレシイですよね肝はこってりした味わいで珍重され、海のフォアグラ和製フォアグラとも言われております

 鍋にする場合はにはしょうゆ味やみそ味といった普通の鍋と同じような食べ方が多いようですが、私の地元ではどぶ汁にしてよく食べます。どぶ汁は、鍋で生肝を乾煎りしてからアンコウの身や皮、野菜を入れて作ります。漁師達が船の上で食べたとされる古くからの調理法で、野菜とアンコウの水分だけでスープができる鍋なんです 濃厚な味わいでとても体が温まって美味しいんですよみなさんもこの時期にお鍋で体を温めて、これから迎える寒い冬に備えてみてはいかがでしょうか                                                                                                                                                                                             

ハロウィン

2012年 11月 5日 月曜日

10/31はハロウィンでしたね!

ハロウィングッズの中でも、かぼちゃがモチーフになっているものが目立った印象を受けました。

かぼちゃの旬は夏から秋、冬にかけてですが、一般的なかぼちゃは貯蔵性が非常に高いことと、輸入物が安定して市場に入ってくるので、通年おいしいものが入手できます。

 かぼちゃというと皆さんは、どんな料理を思い浮かべますか?

煮物、天ぷら、炒め物、バーベキューやオーブンで焼いたり、コロッケにしてもホクホク感が楽しめますね。

私がよく作るものにポタージュがあります。

 

 これからの季節は温かいスープや鍋で温まりたいものです。

そしてかぼちゃのプリンやマフィン、ケーキやタルトなどの菓子類に使っても美味しいですね。!

 

かぼちゃは生のままだと、とても硬いので、切る前に電子レンジに2分くらいかけるととても切りやすくなりますよ。

かぼちゃは緑黄色野菜の代表的な存在です。

なかでもβカロテンが豊富に含まれています。

体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあります。

これからの季節、風邪の予防にもいいですね。

又、カリウムを多く含んでいるのでナトリウム(塩分)を排泄する役割があります。

長時間の運動による筋肉の痙攣などを防ぐ働きもあります。

そして、食物繊維も豊富なので便秘の予防や改善に役立ちます。

かぼちゃの保存方法についてです。まるごと置いておく場合は保存性が高いので、なるべく涼しい風通しの良いところに置いておくだけで2カ月くらいはもちます。

カットした物は、中のワタの部分から傷み始めるので、スプーンなどでワタと種を掻きとり、それからラップなどでピッタリと包んで冷蔵庫に入れておきましょう。1週間ほどは大丈夫です。

皆さんも、かぼちゃ料理を楽しんでみませんか?

♪ ミカンの美味しい季節 ♪

2012年 10月 22日 月曜日

霜降の頃、朝夕は冷えこむようになり、すっかり秋になりました。先日までの暑さが嘘のようです。

キンモクセイの香りも盛りを過ぎ、冬構えの時期となりました。

果物屋さんにはミカンが並びはじめ、日ごとに色づき甘さも増してきました。

ミカンというと、♪みかんの花咲く丘♪ が思い出されます。この歌は伊豆の伊東がモデルで、戦後すぐに作られた童謡です。ミカンの花の五弁の花には、「清純」という花言葉があるそうです。

私たちに馴染みのあるミカンは、ウンシュウミカン(温州蜜柑)といい、英名はsatumaともmikanとも言うそうです。satumaとう英名は、日本の鹿児島県長島が原産地といわれているからかもしれません。

日本原産なのに中国の温州の名前がついているのも不思議ですね。

ミカンは私たち日本人にはとても身近ですが、栄養価が高い食品です。

 ミカンの栄養といえば、ビタミンCを誰しも思い浮かべますね。大きめのミカン2個か3個位で、1日のビタミンCの必要量を満たします。ビタミンCは皮膚や粘膜の健康維持を助けるといわれ、抗酸化作用をもちます。その他にもクエン酸が豊富です。クエン酸は疲労回復に良いとされています。

そして食べ過ぎると手が黄色くなるあのオレンジ色の色素は、β-クリプトキサンチンが主ですが、最近の研究では、抗酸化作用が強く、ガン予防にも良いそうです。

ミカンは、内皮やスジや袋にも栄養素が豊富です。出来る限り丸ごと食べるのが一番良いとされています。しかし、あの一番外の黄色い皮までは通常食べられませんよね。

内皮や袋やスジには、水溶性食物繊維の一種のペクチン(特に袋には実の4倍も含まれています。)が豊富です。ペクチンはコレステロール値が高めの方に良いとされています。

他に血圧上昇を予防するヘスペリジン、他にもβーカロテン、ビタミンB群、ビタミンE、カリウムなどの栄養素が多いので、上品に実だけを食べるのでは無く、袋ごと食べるのが良いですね。

食べずに通常棄ててしまう黄色い皮も、良く洗って表面のワックスを除去して天日干しすれば、陳皮という漢方薬になります。咳止めに良いと言われています。ミキサーで砕いて、調味料として使う人もいるようです。

ミカンの皮には、香りの成分のリモネンやテルピネンなどを成分とする精油が含まれています。ミカンの皮をお風呂に入れてミカン風呂にして入ると、これらの精油成分で、体が温まるそうです。寒い冬にはぴったりですね。

甘く美味しく、皮がむき易くて、手軽に栄養がとれるミカンを食べて、これからの風邪の季節をのりきりましょう!

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