たろっぺ

2012年 4月 23日 月曜日

こんにちは、はっちです。

新年度が始まり、慌しく毎日が過ぎていきますがいかがお過ごしですか?                                                                                                               つい先日まで、都内では桜が満開だったのですがあっという間に散ってしまいました・・・         

今年は自宅近くの公園までお花見に行ってきました。

イベントも開催されていて賑わっていましたが広い公園のためかお弁当を広げてゆったり過ごせました。                                   

我が家のわんこ(チョコ♀:1歳)も初めてみる桜に興味津々でした!(写真はちょっと眠そうですが・・)

そういえば、せぇさんのblogで話題にでた『のらぼう』初めて知りました。今度、見かけたらどんなお味か食べてみようと思います。

ご当地野菜とまではいきませんが、私の地元(群馬)ではこの時期『たろっぺ』をよくみかけます。

ご近所にも山菜採りが趣味の方がいて、よくいただいていました。

この『たろっぺ』って何か分かりますか

ヒントは・・、山菜です。

正解は・・・「たらの芽」です 私の地元では方言なのか、たろっぺと呼んでいます。

タラノキにつける若葉のことを「たらの芽」といいます。                        独特の風味と苦味を持ち、山菜の王様と呼ばれるほどおいしい山菜です。                                                                                      丘などの日当たりのよい場所に群生しています。

天然物とハウス栽培のものがありますが、天然物は4~5月が旬です。

栄養成分の特徴は・・・

◆カリウムが多い(460mg/100g)

◆ビタミン類は特にビタミンEが多い(2.4mg/100g)

◆カロテンを多く含む(570μg/100g)

◆ たんぱく質は、山のバターといわれるほど豊富 (4.2g/100g)です。

食べた時に感じる独特の苦味は「エラトサイド」という成分です。

「エラトサイド」はサポニンの一種で

◆糖の吸収を穏やかにする働き   ◆抗酸化作用があります。

エラトサイドはアルカロイド類に分類され、新陳代謝を活発にし、消化を促進する働きもあります。

また、香りは「ピネン」「テルペン」という成分で気持ちをリラックスさせる効果が期待されています。

   食べ方は、「てんぷら」

  さっと湯がいて「おひたし」や「和え物」などがおススメです!

苦味は「アク抜き」されますが、アクの中には抗酸化力のあるポリフェノール類も含まれています。

アクを抜きすぎないようするのが調理のポイントです

春は気候も変わりやすいため、体調を崩しがちになってしまいますが旬の食べ物からも元気をもらって

夏に向けて体調を整えていきましょう!

春はユウウツな季節?

2012年 3月 26日 月曜日

 

桜の便りがぽつりぽつり届くようになりました。

気持ちよい季節ですが、ユウウツな人たちもいます

私は幸いにしてこの季節を素直に受け入れることができますが、

花粉症の方はこの上なく恨めしい季節ですよね(><;)

今回のテーマは「お茶」にしました、花粉症の方に役立つように話をしたいと思います。

自分は日本茶も好きですが、烏龍茶も大好きです。

烏龍茶(中国茶)=「茶色いお茶」と思われがちですが、

日本茶のような緑茶から紅茶まで、発酵度によってたくさんの種類があります。

皆さんが良く知っている烏龍茶は発酵度がやや高めのお茶になります。

ご存知の通り、

烏龍茶の名の由来は、烏のように黒く龍のように曲がりくねっている様子からきています。

実はすべての中国茶がこの形をしているわけではありません。 

水色(すいしょく:お茶の色)や風味は発酵度が低いと緑茶に近く高いと紅茶に近づきます。

(ちなみに日本茶は発酵度0%、紅茶は100%になります)

しかし、中国は広い国なのでたくさんの品種、種類のお茶があります。

発酵度や製造工程によって緑茶・白茶・黄茶・青茶・紅茶・黒茶・花茶などに分かれます。

 (写真は中国緑茶、青茶、黒茶です) 

         

この数ある中国茶の種類の中でも台湾の高山茶(凍頂烏龍茶、梨山烏龍茶など)には

メチル化カテキンが多く含まれ、花粉症などのアレルギー症状を抑える作用があるとの

研究結果があるそうです。日本にもメチル化カテキンを多く含んだお茶があります。

最近よく見かける「べにふうき」という品種の緑茶になります、

元々は紅茶用の品種ですが、メチル化カテキンは紅茶にしてしまうと消失してしまうそうです。

普通のお茶に比べると風味は個性的です(緑茶と思って飲むと驚かれるかも)

ちなみに「メチル化カテキン」とは、エピガロカテキンガレートの一部が

メチル化されたカテキンのことで、

カテキンの中でも強い生体調節作用を持っているそうです (構造式 ↓)

   

 ( http://vegetea.naro.affrc.go.jp/ 野菜茶業研究所より)

そうは言っても、お茶はあくまでも食品。

気長に付き合えば症状が緩和されるかもしれませんが

人によっては効果なし、ってこともあります。

食事はバランスよく、薬は必要に応じてきちんと使いましょう!

桃の節句♪

2012年 3月 2日 金曜日

 

こんにちは。エイです。

 3月3日は桃の節句、ひな祭りですね♪ 

                                               

ひな祭りは、もともと古代中国の春に水辺で行われていた厄除けの習慣で、それが日本へ伝わり、3月3日の女の子の節句、雛人形を飾り女の子の健やかな成長と幸せを願う、ひな祭りとなったそうです。

ひな祭りの行事食といえば…菱餅、ひなあられ、ちらし寿司、はまぐりの潮汁などなど…いろいろな食事がありますね。その中から、今回はひなあられとはまぐりについて、お話ししたいと思います。

●ひなあられ          

ひなあられは、昔、ひな人形を持って野山や海辺へ出かける「ひなの国見せ」という風習があり、その際に春のごちそうと一緒に、菱餅を砕いて作ったひなあられを持って行ったのが始まりと言われています。

色は桃色、白、の3色が主流で、桃色(赤)には生命・魔よけ、白には雪の大地・子孫繁栄・長寿、には木々の芽吹き・厄除け・健やかな成長の意味があり、自然の力を授かり健やかな子に育ってほしいという願いが込められています。

…実はこのひなあられ、関東と関西で違いがあるのはご存知ですか?     

関東のひなあられは、米粒大で小さく、米を爆(は)ぜて作った“ポン菓子”を砂糖などで味付けしたもので甘く、関西のひなあられは、直径1センチ程度で大きく、餅からできており、しょう油や塩味などでいわゆる“あられ”なんです。

どちらが元祖なのか?についてはいろいろな説があるそうですが、菱餅を砕いて炒ったのが始まりとされていることなどから、関西風が元祖という説が有力のようです。

今は、関東でもピーナッツや大豆を甘くコーティングしたものや米粒大よりも大きな形をしたものが多くありますし、関西ではマヨネーズ味(!)やチョコレート味などのいろいろな味があるそうです。

 …ちなみに、東海や北陸では両方を売っている場合が多く、関東風・関西風の垣根はどんどん低くなっているそうです。関東のスーパーでもしょうゆ・塩味のひなあられが並ぶ日も近いかもしれませんね。

                                                                       

●はまぐり

二枚貝のはまぐりは、対の貝殻しか絶対に合わないことから、何事にも相性の良い結婚相手と結ばれ、仲睦まじく過ごせるようにと願いをこめて、桃の節句に食べられるようになった、と言われています。

ちなみに、結婚式で縁起物として出されるのも同じ理由からで、その際は1つの貝に身を二つ入れるのが習わしとなっています。

はまぐりは、カルシウム、鉄、タウリン、亜鉛、ビタミンB12など日本人に不足しがちな栄養素が豊富な食材です。

カルシウムは体内で骨や歯を丈夫にし、細胞の情報伝達を助ける働きがあり、鉄分やビタミンB12は鉄欠乏性貧血に効果があります。タウリンはコレステロールを下げル働きや、疲労回復、肝機能強化の効果があります。

カロテンをほとんど含んでいないので、調理の際は、カロテンが豊富な三つ葉などと一緒に調理するのがおすすめ、貧血予防のためにはビタミンCを含む食品と一緒にとるのがおすすめです。

 3月3日は、春を無事に迎えられたことを喜び、これからも皆が元気で過ごせるようにと願う日でもあります。

女の子を主役にするもよし! みんなで春を寿いでもよし!

ひなあられやはまぐりの料理、ちらし寿司など、みなさんもこの日にふさわしい食べ物や色を楽しみ、素敵に過ごしてみてはいかがでしょうか♪

       

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